フジロックをもっと楽しもう!モアファン座談会 みんなが主役!ピープル編
- 2017/06/05 ● from fujirockers.org
出演アーティスト発表も着々と回を重ね、いよいよフジロックが近づいてきているのを感じ始めた春の某日。フジロック速報サイト「フジロック・エキスプレス」で、ひたすらフジロックの「FUN=楽しい」を求めて会場中をかけまわるモアファン・チームによる座談会が某居酒屋にて行われました。座談会、最後のトピックは会場で見かけたフジロッカーズの話。楽しい話や感動した話、そしてスタッフはどんな人に声をかけて取材しているのか?もしも、居酒屋の隣のテーブルからこんなフジロック話が聞こえてきたら?
・初めてのフジロック編
・みんな大好き!フェスごはん
・こんなに楽しい!フジロック会場編
座談会メンバーのプロフィールはご覧の通り。
どんな人に声をかけているの?
アリモト:みんな、いろんな人を取材していると思うんだけど、どんな人に声をかけているの?僕はゆっくり楽しんでいて、あんまりガツガツしてない人。ピープル取材隊長の安江さんは?
安江:目が合った人!服とか髪型が派手だったり、ステキコーデとか仮装とか、超楽しそうにしてる人とか、かわいい小物持っている人とか。パッと見で興味がわいた人は追いかけて声かけちゃうよ。座ってごはん食べてる人とかは声かけやすいかも。
志賀:やっぱり派手な格好した人には声かけちゃいますよね、特に外国の方は体も大きくてすごく目立つので。
阿部:「座ってごはん食べてる人とかは声かけやすい」ってのあるよね。いくら気になる人でも、急いでる感じだったら声かけられないから。
Mune:志賀君は英語バッチリだから海外フジロッカーの取材してたもんね!
志賀:いや…なかなか伝えたい事が伝えられず四苦八苦してました。でも、大抵みんなゆっくり話してくれるのでなんとかなりますけど。
安江:海外の人にカタコトの英語で「写真を撮ってもいいですか?」とは聞けたけど、「エキスプレスに載せていいか?」って聞けなかったから英語は大事だなって実感したな。今はメモ帳に必要な文章を英語で書いておいて、読んだり見せたりしながら取材してる。
アリモト:会場内でアーティスト・パスを首から下げてる海外の人いっぱいいるじゃん?例えば、「一緒に写真を撮りたい!」って相手に伝えるときは英語で何て言えばいいの?
志賀:一緒に撮りたいって時なら「May I have a picture taken with you?」って言うと快く写ってくれるはずです!!
一同:なるほど!
安江:haveってところが丁寧だ!
アリモト:話していた人の話の内容が面白くて記事にするってこともない?去年、喫煙所で喋っていた人が全員皆勤フジロッカーだったの。いろんな話が聞けて面白かったなぁ。気付いたら周りにオーディエンスができてて、97年フジロックのトーク・ライブになってた(笑)。
阿部:〝その場のノリ〟が思わぬ展開に繋がることってあるよね!あとさ、めちゃくちゃ美味しそうにご飯を食べてる人とか、すごく仲が良さそうな家族とかも無視できない。
安江:わかる!取材中に仲良し家族を見ると、心の中で「羨ましい」を連呼してるもん。
アリモト:あと、ちょっと休憩していたときに出会った子連れのママさん達を取材したこともあったよ。「ファミリー向けにこうして欲しい」という意見を聞ける貴重な時間だったな。
子どもと一緒にフジロック!
阿部:俺はファミリーに取材することも多いんだけど、羨ましいなぁと思うのと同時に、自分がもし子どもを連れて行くとしたらけっこう大変だろうなぁとも思うんだよね。特に子どもが小さい頃だと。
アリモト:実は、みんなに話していなかったけど、僕はフジロックに娘を連れて行ったことがあるんだよね。小学1年生から3年まで、毎年4日間キャンプサイトを中心に遊んでいるだけっていうね。
一同:マジで!?
安江:子どもと一緒にフジロック!パパの憧れ!何年も行ってるってことは、娘さんもきっと楽しかったんだよね。
アリモト:そうだね!家に帰った後、夏休みの日記帳を見たら「ふじろっく、たのしかったです。またいきたいです。」って書いててさ、グッとこみ上げるものがあった。
阿部:くー!
東:全フジロッカーが泣いた!
Mune:泣ける!子どもと一緒のとき、どんなことに気をつけた?
アリモト:うーん、大きな音が鳴っているエリアには一緒に行かなかったよ。大体、ところ天国の川とキッズランドの往復、あとはドラゴンドラに乗って上で遊んでたね。観たいライブもあったけど「遠くから聴こえてるし、まぁいいか」って。観れなかったら家でCD聴いて満足する(笑)。
阿部:そう思える父親になりたい!
アリモト:歩いていれば音楽は聴こえてくるから!
安江:片道20分くらいかけてドラゴンドラに乗って行く、サイレント・ブリーズとデイ・ドリーミングは、子どもにも人気あるよね。シャボン玉、大縄跳び、だるまさんが転んだとか、みんなで遊べるし。
Mune:紙芝居とかね!
阿部:ゴンドラの上は本当に別天地!ロケーションだけでも最高なのに、音楽が鳴ってて、美味しいご飯もあって、あそこだけでひとつのフェスみたいだよね。
安江:あと、子どもも一緒に歌えるライブが突発的にあるのも楽しい!他のステージと比べると、人の密度が薄いし、走り回って転んでも芝生だから心配が少ない!「明日も行きたい!」って3日連続だったファミリーもいたし、帰りのドラゴンドラで遊び疲れて寝ちゃう子もいるみたいだよ。
阿部:子連れファミリーとか取材してて思うけど、大人の体力で連れまわすとバテちゃうからさ、子どものペースで動くってのは重要だよね。「あれも観たい、ここにも行きたい」ってストイックなスケジュールを組むと、子どもは疲れちゃうし、予定が崩れたときに親もショックだったりするから、時間にも気持ちにも余裕のあるスケジュールが重要かなって思う。天候によっては、体力もかなり消耗するし。
安江:トイレもすぐ行けなかったりするし、天気次第で気温の差が激しいときもあるしね。
阿部:3日間のうちの1日は子どもがスケジュールを決めるっていうファミリーがいて、子どもの自主性を尊重する素敵な家族だなと思った。
東:チビッコが疲れてぐったりしちゃってるのを見かけると、こっちも心配になるもんなー。
アリモト:そうだね、やっぱり子どもを第一優先に考えて一緒に過ごすのが大事。ところで、取材中に失敗したっていうエピソードってある?
志賀:キャンプサイト取材で「みんなが揃っているときにならいいよー!」って言ってくれたんですけど、日中は時間が合わなくてタイミングがなかなか難しかったりしますよね。
安江:そうそう!会場が広いから、「あとで会おう!」が、難しいんだよね。だから、私が取材した人は、仲間がいる場所を指差してもらって撮ったよ。
Mune:失敗談ではないけど、いきなり呼び止められて、立ち止まったら手にキスされたよね。男なんだけどね。俺、汚れちゃったよ。
アリモト:どんな状況だよ!
東:みんな憧れのフジロック・ロマンスじゃん!いいじゃん(笑)。
安江:オー!ウラヤマシーイ(棒読)。
阿部:俺は取材を断られることって、けっこう少ないかも。普段、街中で写真撮らせてもらうような取材をすることもあるんだけど、そういうときってけっこうな割合で断れるんだよね。だけどフジロックでは断れるどころか、むしろ、「写真すか?服脱いじゃいます?」みたいな感じで、ノリのいい人が多くてありがたい!
アリモト:うんうん。「フジロック・エキスプレスですが」って声をかけると、みんな快く取材に応じてくれるよね。
阿部:あと、お礼に渡してるステッカーもけっこう喜んでもらえるよね!
東:そうそう。ステッカーもオルグ物販チームの力作だからね!毎年かわいいんだよねー。気になる人は是非、自分からスタッフにぶつかってみて下さい。
阿部:去年はさぁ、ゲート前で撮影していたときに、「思い出になるからエキスプレスに載りたい!」って泣きながら来てくれた人もいたよね。
安江:なんか、そんな話を聞くと嬉しくて、こっちが泣きたくなっちゃう。ゲート前撮影は今年もやりたい。みんなの思い出をたくさん残したいよね!
一同:うんうん!