キヨシローが、自転車に乗って空へと旅立った5月2日より、忌野清志郎追悼展「愛し合ってるか~い?」が開催されています。 様々な分野で活躍するアーティスト達が、それぞれのキヨシローへの思いやリスペクトを込めた作品が、いたる所に配されていました。

この日は初日ということで、ライヴなどが盛り込まれたオープニング・パーティとなっていました。入り口を抜ければ、ドンとスクリーンに映し出されたキヨシローのパフォーマンスがお出迎え。アットホームな空間の中で子供は遊び、大人たちは在りし日の熱演を懐かしみながら歓声をあげ、それぞれの中にある思い出を引っ張り出していました。

展示は、アーティストに影響を与える「アーティスツ・アーティスト」としての忌野清志郎の存在の大きさを強く感じさせてくれるものばかり。ジャンルという野暮なものはまるでなく、アーティストそれぞれが各自のやり方でリスペクトを捧げていました。ライヴでキヨシローが実際に着たというステージ衣装をはじめとして、タワーレコードの広告でもお馴染みの平間至による特大ライヴ写真、安斎肇によるザ・タイマーズを意識した作品、他にはなんと、スマッシュから日高大将が「書」で参加。さらにはキヨシロー自身による、『瀕死の双六問屋』で見られるような、マンガタッチの作品も彩りを添えています。

この日はオープニング・パーティということもあり、Peace-K & hanchan、木下ときわ & 新見博允の2組がそれぞれのキヨシローに対する思いを音楽で表現し、”スロー・バラード”、”デイ・ドリーム・ビリーバー”といった楽曲たちを交えながら、とことん楽しみながら歌い上げていました。その後には、MCCOYによるライヴ・ペインティングも行われていました。

この日は、ライヴスペースを設けるためにわずかな座席を残した立食形式のスタイルをとっていましたが、平時はレストランとして営業しております。おそらく、期間中はBGMもキヨシローが絡んだ作品となるかと思われますので、舌に耳に目にと、存分に楽しませてくれることでしょう。この機会に、クーリーズ・クリークへ是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。

■展覧会は5月2日(日)~6月6日(日) まで開催

青山タルト／安斎肇／ イジマカオル／ 忌野清志郎 ／エンドウソウメイ ／大原大次郎／ 奥山泉 ／オバン／ kacchi ／川村忠晴 ／KYOTARO(青木京太郎) ／久原大河／ 操上和美 ／坂田栄一郎 ／ZAID ／ジェリー鵜飼／ 下田洋一 ／白根ゆたんぽ ／高橋キンタロー／ TGB ／那須慶子／ 203gow／ niu ／日高正博 ／平間至 ／ブルース・ オズボーン／ 三浦麻旅子／ ミック・イタヤ ／宮永リサ 　（敬称略）

※　清志郎本人が描いた作品も展示されます。またRuuRuu光野るみ子が制作した88ー91年の清志郎のステージ衣裳も展示されます。

■お問い合わせ

クーリーズ・クリーク
〒108-0078 港区白金１?２?６　Coolie’s Creak
tel : 03-6459-3313
fax : 03-6459-3314