ルーキー・ア・ゴーゴー・アフター・パーティ・レポート&踊ってばかりの国ミニ・インタビュー

9月 1st, 2010

ルーキー・ア・ゴーゴー・アフター・パーティ・レポート&踊ってばかりの国ミニ・インタビュー

 まだまだ夏は終わらない。毎年恒例になったルーキー・ア・ゴーゴーのアフター・パーティーが8月26日に下北沢ガーデンでおこなわれた。今年はHIGURASHI RECORDS INC.、THE RICH、踊ってばかりの国とスペシャル・ゲストとして、今年のフジロックで初のライヴを披露したので、ある意味ルーキーといえるが出演したPONTIACS。招待されたお客さんたちでライヴハウスは満員である。


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 まず最初に登場したのはHIGURASHI RECORDS INC.(レコード)。女の子がヴォーカルで、レゲエやダブの成分たっぷりのバンドである。bonobosが好きな人に合いそうな感じで、まったりと心地好く、涼しげな音が特徴。深夜のルーキーで観ていたら心地よすぎて眠ってしまうかもしれない。MCをサックスのタダサトルが務めるのだけど、「大阪からきた」をキーワードに笑いをとるところはさすが関西人、他のメンバーが近くのゲームセンターのUFOキャッチャーで取った、うまい棒をフロアに渡したような飾り気のなさがいい。苗場食堂とか木道亭で観たい。

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 次は、大所帯のアイリッシュ・パンク・バンド、THE RICH(ザ・リッチ)。千葉出身で千葉ロッテマリーンズのファンだそうだ。そういえば、今年のオレンジ・コートに千葉ロッテの帽子をかぶったメンバーがいたMARINES BIG BAND(マリーンズ・ビッグ・バンド)という大所帯のジャズ・バンドが出たなぁと思い出す。

 話は戻って、ザ・リッチは今年のフジロックでいえば、レッド・マーキーに出演したフロッギング・モリー大好きです! というバンド。アイルランドの音楽をパンキッシュにアレンジしたものに無条件で盛り上がれる人には堪らないだろう。さらに、今でもロック系のDJイベントでミッシェルガン・エレファントの「ジェニー」(ミッシェルガン・エレファント唯一? のアイリッシュ・パンク風ナンバー)がかかるとフロアが盛り上がるのだけど、彼らのライヴは、まさに全編「ジェニー」のようなアゲアゲ状態。ロックバンドの基本的な編成に加えて、バンジョー、アコーディオン、フィドル、ティン・ホイッスルとアイリッシュ色を出すのに必要な楽器をすべて揃え、盛り上げ上手でフロアを楽しくダンスさせる。将来はレッド・マーキーで観たい。

 そして、今年、注目度が高かった踊ってばかりの国。バンド名はハバナ・エキゾチカというバンドのアルバムタイトルから取ったとのこと。そのハバナ・エキゾチカは、バッファロー・ドーターに発展して今年のフジロックにも出演している。踊ってばかりの国は、親しみやすくポップに浮遊する歌が耳に残るのだけど、その裏には毒が流れていることを感じる。声や歌詞はどことなくフィッシュマンズを思わせるようなフワフワしたもので、アレンジはゆらゆら帝国を感じさせるサイケデリックな響きがある。やさしい外見ながら、どこか人を突き放すような二極の間を揺れるようなところが魅力になっているのだ。中毒性が高く、これから熱心なファンを獲得するのではないか。フジロックでは、フィールド・オブ・ヘヴンで観たい。

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 ラストはPONTIACS(ポンティアックス)。この日、多くの人たちはこのバンドが目当てだったようだ。ブランキー・ジェット・シティの浅井健一と照井利幸が作ったバンドで、ブランキーのファンは、また複雑な心境になる。「あの二人が組んだ!」と受け止めるのか「なんで中村達也がいないのか」と思うのか。もちろん、この日は、あの二人が一緒のステージに立つことを歓迎する空気に溢れていた。ベンジー(浅井健一)によるシンプルでソリッドな音、これは、いつものように鉄板のベンジー色に覆われているロックンロールである。そのベンジーのロックンロールが、再び組んだ照井のベースが生むグルーヴ感を得て、力強く前に進んでいくのだ。

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 終演後、踊ってばかりの国のメンバーに話を聞く機会があったので、今年のフジロックの感想など……

●3日目の出演でしたが、苗場には何日滞在されましたか?

Dr:佐藤「僕は初めて3日間いました」
Vo:下津「他の4人は3日目だけ行きました。僕は去年は3日間行きました」

●それぞれの今年のベストアクトを教えてください。

Vo:下津「ヴァンパイア・ウィークエンド」
Gt:林「ドノヴァン・フランケンレイター」
B:柴田「アトムス・フォー・ピース」
Dr:佐藤「アトムス・フォー・ピース」
Gt:滝口「菊地 成孔DUB SEXTET」

●野外は初めてですか?

Gt:滝口「野外は3回目でした。COMIN’KOBE(カミング神戸)とブリティッシュアンセム(の野外ステージ)で、今回のルーキーアゴーゴー。あと今年は、夏の魔物とラッシュボールです」

●初のフジロックのステージはどうでした?

Vo:下津「野外はむっちゃ気持ち良かったです。夜中の山の中というのが最高でした。一体感がありましたね。フジロックは日本のフェスのスタンダード。出られて光栄です」
Gt:滝口「海外のアーティストを観た、たくさんの人たちの前で演奏できたのが良かったです」
Dr:佐藤「雨男なんで、見事に雨が降って……でも、(始まるときに)雨が止んで良かったです。緊張は若干したけど、始まったら楽しめました」

●次はどのステージに出演したいですか?

Vo:下津「ホワイト、グリーン……ヘヴンでもいいです。大きいならどこのステージでもいいです」
Gt:滝口「むしろ来年もルーキーで(笑)」

●フジロッカーに向けて一言お願いします。

Vo:下津「来年また会おうぜ」

写真:岡村直昭
文:イケダノブユキ、岡安いつ美

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123__0 (Itsumi Okayasu)

2010/09/01 at 6:42 AM | Permalink

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gminem69 (きっしー)

2010/09/01 at 12:54 PM | Permalink

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takuya_110s (Takuya ItO))))

2010/09/01 at 2:58 PM | Permalink

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nobuyukino (nob)

2010/09/01 at 4:00 PM | Permalink

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Zoharabi

2013/05/24 at 5:19 AM | Permalink

Donnabel

2013/07/20 at 2:58 AM | Permalink

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