朝霧JAMに行こうよ!オルグスタッフ7名がその魅力を語ります。
- 2025/08/22 ● NEWS
音楽・食・キャンプ。どんな状況でも楽しんだもの勝ちだ!

Photo by fujirockers.org
朝霧JAMの一番の魅力は、なんといっても「フェス飯」だろう。昨年、朝霧を訪れて一番印象に残ったグルメ。それは、あさぎり牛乳でもプリンでもなくて、“鹿肉ステーキ丼”です。札幌出身の私は、ジビエブームが到来する前からエゾシカを食べていた生粋の鹿肉ラバー。こんなところで出会えるなんて!と感動しつつ、いざ食してみると味も満点だった。石狩鍋、鮎の塩焼き、牛タン…大体は開催地に因んだグルメが多数出店するが、実はあまり見たことがない鹿肉ステーキ。低カロリー栄養満点スタミナグルメとして是非試してみて欲しいです。まだ出店が確定したわけではないが、最大限の期待を込めて。
次は何だろうか。キャンプフェスは天気が気になるところ。1、2週間前くらいから毎日ネットの天気予報をやたらと調べつくして「あっちのサイトでは降水確率20%だけど、こっちでは60%。どうしよう、大丈夫かな。」と考えあぐねる。
でも、個人的にはあまり心配していない。確かに山の天気は変わりやすく、暴風雨ともなればフジロック’18のような状況になる危険性もあるけれど、10月中旬に強い台風がピンポイントで静岡を通過するのはレアケースだと思う。会場に行く前に市街地からそれほど遠くないこともあり、アイテムを買い足すことが可能。「イージーゲームだな!!!」…つい先日まで、私は高をくくっていた。
ところが、朝霧参加の大ベテランに話を伺うと、全くそんなことはなかった。2010年、2018年はかなりの豪雨、2019年は台風接近に伴い開催中止になったと。「あれ?思ったより天候に左右されやすいフェスなのか?」すみません、前言撤回します。てるてる坊主を吊るして、オロオロ心配しながら天気予報と睨めっこ。今年も続ける模様です(笑)
あと、これはよく言われてるように深夜〜早朝は極寒です。昨年、寒さにはめっぽう強いという謎の自信(道民マウント)を掲げて出陣した私は、プラネタリウムのような夜空が広がっているにもかかわらず震え続けていた。綺麗な星よりもミシュランマンの走馬灯がよぎったくらいに。「ミシュランマンくらい全身ふわふわの恰好をしたい。むしろミシュランマン(本体)になりたい!」1日目の夜、脳内を“白い彼”に毒された経験から、翌日マーケットに赴き、イカしたヴィンテージジャケットをお安くGETできたので、マイナスではないのだけど。場内のマーケット、古着好きには刺さると思うな。暖かい帽子やマフラーも売っていますしね。
最後にこれだけは言いたい。朝霧のテントエリアは草地が多くて心強い。初心者の方こそ、“水はけのいい芝生や木陰”にテントを張るべきです。私は某フェスでテントが水没し、帰る場所を失ったことがある。理由は一つ、拠点がフジの『ORANGE ECHO』にあたる砂地だったから。窪みに水がどんどん溜まって、もはや歩けないレベルの沼と化すこともあるので要注意!楽しい朝霧ライフを送るためにも何卒。草地へ!!(YAMAZAKI YUIKA)
キャンプを楽しむ僕らが主役

Photo by fujirockers.org
2年前に書いた初参加体験記のタイトルにもしたけど、「キャンプを楽しむ僕らが主役」ってのが朝霧JAMの一番の魅力だと思う。それまでの僕にとって宿泊は“手段”でしかなくて、「キャンプ泊大変そうだなあ」としか思ってなかったんですよ。でも朝霧JAMにはじめて行ったら、トリが終わってからのキャンプの時間が本当に楽しくて楽しくて。
取材メンバーのみんなとご飯を持ち寄ってよかったライブの話をしたり、友達のところにお邪魔して飲んだくれながら普段しないような打ち明け話をしたり。のんびり火を囲むだけのあの時間がなんだかんだ一番楽しかった思い出で、僕にとってキャンプが“手段”じゃなくて“目的”に変わった瞬間でした。むしろキャンプをするために行く。あれから買い足したキャンプギアも沢山あるので、それを使いながらみんなと過ごす時間がヘッドライナー。キャンプインフェスは数あれど、これは朝霧JAMだからこその体験なんじゃないかな。
寒さ対策は必要だけど、夏フェスみたいに暑すぎて起こされるなんてこともなく気持ちよく過ごせるし、変に急かされないゆったりした空気が流れていて夜の時間も十分に楽しめる。そして富士山を望む最高のロケーションですよ。スマホで何枚も何枚も写真を撮るわけだけど、現地で体感するあの感動は絶対に再現できないし、2日酔いの寝ぼけまなこで「おはよー!何時くらいまで起きてた?全然寝てないじゃん(笑)」とか言いながらみんなでご来光を眺めるあの感じも、ここにしかないよな。だからキャンプをあまりしたことがない人、かつての僕みたいに“手段”としか思ってない人こそ、ぜひ朝霧JAMに来て欲しいな。いろんな発見があると思う。
そういえば僕が見落としてるだけならいいんだけど、もしかして去年まで朝霧JAMの頭についてた「CAMP IN」がなくなってる?もちろん日帰りの1日参加やキャンプ以外の宿泊でも十分に楽しめると思うけど、それでも朝霧JAMの一番の魅力はキャンプだってことを僕は声を大にして言いたい。便利さや快適さでは決してはかれない魅力を体験して、知らなかった自分や仲間たちの表情と出会うあの感じをぜひ味わってほしい。(阿部仁知)
朝霧で!

Photo by 三浦孝文
「苗場で!」フジロック開催間近にフジロッカー同士で会うと合言葉のように交わされるこの言葉。フジロックを楽しみ尽くした最終日の明け方頃の何とも寂しい瞬間、別れのタイミングで交わされるのは「朝霧で!」ではなかろうか。そう、フジロックが終わると次は朝霧JAMだ。フジロックの余韻を分かち合いつつ朝霧JAMに向かって歩みを進めていこう。
朝霧JAMのゆるく、ゆったりと流れる時間がたまらなく好きだ。あの至福の時間はどこから来るのか。そびえる富士山のパワーは間違いなくあるだろう。眼前に広がるあの雄大さ、様々な表情で魅せる美しさには時を超越した瞬間がある。そんな環境でのキャンプ。10月の肌寒く澄んだ空気の中でやる焚き火なんて最高に決まっている。仲間たちとどうでもいい話を延々と語り合い、旨いポン酒やホットワインを飲み交わすのだ。地物で彩られた美味なフードに舌鼓を打ちながら。
高原の天気は変わりやすい。雨でまったく富士山を拝めない日だってある。だが、それが忘れ得ない体験を生み出す。豪雨の中、ボアダムスの轟音を浴びたあの瞬間は今もはっきりと覚えている。朝霧JAMに流れる時間は、あの場、その瞬間にあるすべてで作られている奇跡だ。
去る2014年のこと。その卓越したギタープレイで魅了したライヴ直後のジェフ・ラングにばったりと遭遇した。しかもキャンプサイトからひょっこりと現れた。「ここ、最高だねぇ!富士山は美しいし、みんな笑顔で最高のヴァイブスだ。歩き回りたくなっちゃうよ」と嬉しそうなジェフ。俺たちだけじゃない。みんなが心から朝霧JAMの時間を楽しんでいるんだ。もう今から楽しみでならない。朝霧で!(三浦孝文)

Photo by fujirockers.org
料理を作ったりフードを楽しんだり、キャンプでのんびり過ごしたり日の出を眺めたりと、人によってさまざまな思い入れがありますよね。キャンプの魅力と密接に結びつくBサイトのDJエリアのカーニバル・スターも大好きだし、まだまだ魅力はいっぱいの朝霧JAM。今回はあまり詳しく触れませんでしたが、フジロッカーズ・オルグではラインナップやフード、ワークショップやキャンプの魅力、準備の参考になるものなど、当日に向けて紹介記事を書いていく予定なのでお楽しみに!
「こういうことが知りたい!」ってことがあれば、SNSのコメントなどでお気軽に教えてください。記事づくりの参考にさせていただきます。昨年までの記事も参考になると思うので、よかったらいろいろ読んでみてくださいね。
朝霧JAMまで2ヶ月を切りました!常連さんもはじめての人も、ワクワクした気持ちで過ごしていきたいですよね。いよいよチケットの一般発売も開始。気になった方はぜひオフィシャルサイトをチェックしましょう!
朝霧JAM 2025 – It’s a beautiful day
2025年10月18日(土) 〜 19日(日)
富士山麓 朝霧アリーナ・ふもとっぱら
公式サイト
https://asagirijam.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/asagirijam/
YouTube
https://www.youtube.com/c/AsagiriJam
Facebook
https://www.facebook.com/asagirijam/