• 朝霧JAMに行こうよ!オルグスタッフ7名がその魅力を語ります。

    • 2025/08/22 ● NEWS

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    サマソニ!ライジングサン!橋の下大盆踊りにONE MUSIC CAMP!夏フェスシーズン真っ只中で暑さに負けず楽しんでるみなさん、そろそろ秋フェスのことも考える時期になりそうですよ。てなわけで、祝25周年!ちょうど今日第4弾発表&チケット一般発売開始の朝霧JAMの紹介です。

    朝霧JAMが大好きなフジロッカーズ・オルグの取材チーム。今年も盛り上がっていきたいなあ、どういう記事を書こうかなあと話してたところなんですが、「まずはそれぞれ朝霧JAMのどんなところを魅力に感じているのか掘り下げてみない?」ってことで、今回は2年目〜皆勤まで経験もさまざまな、オルグスタッフ7名それぞれの思い入れをどうぞ。行ったことがない人も朝霧JAMならではの魅力を感じてもらえたら嬉しいです。

    広いけれどコンパクトでちょうどいい

    Photo by 梶原綾乃

    Photo by 梶原綾乃

    朝霧JAMは、フジロックとキャンプのいいとこどりをしたい人にとって非常に魅力的!フジロックでは宿派のわたし、キャンプはもともと好きなものの、キャンプフェスというものに参加したのは朝霧が初めてでした。あらゆるキャンプフェスに参加したいと思ったことはありましたが、アクトや日付の都合などいろいろあってなかなか手が届かなかったのです。毎年フジロックが3日じゃ足りないと思っているわたしは、スマッシュが企画・制作するキャンプフェスなら間違いない…という気持ちで参加を決めました。キャンパー憧れのふもとっぱらに泊まれる!というのもデカかったかもしれません。

    会場の朝霧アリーナは、大きな富士山が見守る豊かで広大な空間。それでいてフェスとしては2ステージでちょうどよくコンパクト、移動も楽々です。したがってタイムテーブルもフジロックに比べると余裕があり、ゆったりとした時間も多い体感でした。お昼は出店のフードを楽しんで、トリのアクトをみたあとは、ふもとっぱらに戻って夜の大トリ(=夕食づくり)を楽しんだり。1日目おでん、2日目はシチュー。それを持って仲間のテントにお邪魔して乾杯して語り合ったりして、ほのぼのゆったりした感じが最高。厳しい寒さに耐え抜いたこともありましたが、毎年大雨や暑さに立ち向かっている我々にとっては新鮮なのではないでしょうか?夏フェスはライブを見るのが忙しいという人たちのボーナスステージとして、今年も選択肢にぜひ!(梶原綾乃)

    国内屈指のロケーション

    CORNELIUS(Photo by エモトココロ)

    CORNELIUS(Photo by エモトココロ)

    朝霧JAMのよさは何といってもロケーションである。晴れていれば富士山が目の前にあって遠くに駿河湾を見渡せることもある国内屈指の環境で音楽を聴ける。

    会場の朝霧高原アリーナは、1971年にボーイスカウトの世界大会にも使われたもので、大勢の人たちを集めてフェスティバルをおこなうのに最適なところである。ここに置かれているレインボーステージは音もよくスケール感もあって、なかなかそのポテンシャルを生かし切ったアーティストがいないのだけど(よいライヴをするアーティストはたくさんいる)、それがハマったときの素晴らしさは通常のライヴの何倍にもなる。

    2005年のThe String Cheese Incident 、2018年のJohn Butler Trio+や2024年のCORNELIUSがそれに値するだろう。本音をいえば、フジロックでいえばグリーンステージのトリ前とかホワイトステージのトリとかそれくらいのスケール感のあるアーティストに毎回でてもらいたいと思っている。今年はHIATUS KAIYOTE、ZAZEN BOYSあたりに期待したい。(イケダノブユキ)

    極寒の中で見る最高の朝日

    Photo by おみそ

    Photo by おみそ

    朝霧JAMで朝日を見たことがある方はどのくらいいるのだろう。私は一昨年、朝霧JAMで朝日が昇るのを見た。とにかく寒かった。でも空気がとてもきれいでピンと張っていて、本当にきれいで感動した。

    写真の朝日は、2023年の朝霧JAMで撮影したもの。空が明るくなってくるのが6時前頃。取材だったので撮り逃すまいと、5時頃から高台でカメラを持って待機していた。寒い。その時の気温は10度を下回っていたと思う。高台なので風も当たり、体感温度はもっと低かった。周囲には人はまだいなかったが、時間と共に人が集まってきた。皆、冬用の上着を着たり、毛布を体に巻いたりしている。寝袋から手と足を出して見に来ている人もいた。その格好でもまだ寒い程だった。

    手足が冷え、ホッカイロも冷えていく。でも、富士山の後ろ側がぼんやり明るくなってくる。お?日の出が近いかな?と嬉しくなる。どんどんと明るくなり、1分毎に太陽の気配が強くなってくる。

    6時直前、太陽が富士山の後ろから顔を出す。思わず「わぁ」と声が出る。周囲の方からも「きれい」「すごいね」と聞こえてくる。寒い中待ったかいがある、とっても素敵な朝日だった。1分毎、いや1秒毎に明るくなり、色とりどりのテントもはっきり見えてくる。この日の出の瞬間は、朝霧JAMでしか体験できないものだなと感じた。

    早起き、そして寒さを乗り越えて見る朝日、ぜひ皆さんチャレンジを!
    今年の10月19日の日の出予測は5時57分。気温は10度を下回る位。暖かい服装でぜひ!(おみそ)

    朝霧JAMは賑わいのフェスティバルだ

    Photo by fujirockers.org

    Photo by fujirockers.org

    昨年、僕は朝霧JAMに初めて参加した。

    富士山を一望できる朝霧アリーナで開催されるアウトドアフェスの朝霧JAM。雄大な自然に囲まれながらキャンプと音楽を楽しめるというフジロックに共通する部分もあるが、実際に体験してみると毛色が違う。

    朝霧JAMのステージは主にRAINBOW STAGEとMOON SHINE STAGEの2種類。特にRAINBOW STAGEがあるAサイトの、テントを張ったまま各アーティストのライブを間近で楽しめるという点は、フジロックにはない朝霧JAMの大きな魅力だ。

    そんな前情報を聞いていた僕は、会場へ着くと真っ先にAサイトへ向かった。富士山が一望できるAサイトとRAINBOW STAGEが、どれだけ盛り上がっているか知りたかったからだ。

    ビール片手に意気揚々と到着したAサイトでは、みんな個性豊かな方法で朝霧JAMを楽しんでいた。家族と一緒にトランプで遊ぶ人や愛犬とたわむれる夫婦、中にはいびきをかいているソロキャンパーまで…。

    「え、朝霧JAMってこんな感じなの?」と、参加者たちの行動に抱いた驚きを、いまでも覚えている。

    なんというか、他のフェスティバルに比べて“盛り上がっている”の意味合いが違う。

    もちろん、アーティストのライブで飛び跳ねる人はいるし、大声を出すオーディエンスもいる。だが一方で、ステージの近くでボードゲームをする参加者がいたりと、みんながいい意味で自分勝手にフェスティバルを楽しんでいた。

    その光景は、盛り上がっている以外の何ものでもない。でも、僕が想像していたフェスティバルの“盛り上がっている”とは別物だった。どちらかというと、賑わっているという言葉選びの方が適切だろうか。朝霧JAMはそんなフェスティバルだ。

    炊事ができるキャンプサイトBで、ひたすらキャンプ飯を作るもヨシ。はたまたふもとっぱらのオートキャンプ場で、ひたすらダラダラしたって構わない。朝霧JAMでは十人十色の楽しみ方がある。

    ちなみに僕は今年の朝霧JAMで、昨年雲に隠れて拝めなかった富士山の全貌を見てやるんだと息を巻いている。ただ、ひとたびあの空気感の中に身を置いてしまえばどうでも良くなって、その場のノリに任せてしまうんだろうなと思う。(浅野凜太郎)

     

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