• 苗場で起きた奇跡! サプライズゲストのまとめ


    フェスではさまざまな奇跡が起こるものだけど、一番わかりやすいものとしては「サプライズでゲスト登場」でしょう。交友あるミュージシャンが気軽に友人のバンドのステージに顔をだす、ということがフジロックでも幾度もあったので、印象的だったフジロックでのサプライズゲストを挙げてみたい。

    1997年 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンにプロディジー

    まずは、これを挙げないといけないだろう。初めておこなわれたフジロックでメインステージ(当時はグリーンステージという呼び名はなかった)で演奏していたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンに翌日出演予定だったプロディジーのキースとマキシムがアンコール時に登場した。2人が登場して場内の熱気はさらに加速され、伝説のステージとなった。

    2002年 レッド・ホット・チリペッパーズにジョージ・クリントン

    この年のグリーンステージのヘッドライナーを務めたレッド・ホット・チリペッパーズ。本編のラスト2曲“Freaky Styley”と“Give It Away”にPファンクの重鎮であるジョージ・クリントンが登場した。この年のジョージ・クリントンはホワイトステージでの演奏時に終了時間を大幅に越え、強制的に電源を落とされ、それでも生音だけで演奏を続けていたというエピソードがあるように、2002年はジョージ・クリントンのやりたい放題の年だったと記憶されている。

    2019年 OAUに細美武士

    OAU (OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)| Photo by 平川啓子

    OAU (OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)| Photo by 平川啓子

    古い話が続いたので、最近のものを。2019年のフィールド・オブ・ヘブンに登場したOAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)。同じ日にグリーンステージへ出演予定であるELLEGARDENの細美武士が“Where have you gone”をバンドと一緒に歌うシーンがあった。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/19/p_1784

    この3例にあるように、よくあるパターンとして同じ年に出演するミュージシャン同士の交流の一環としてサプライズ登場するものである。この例だと他に、2004年のブラインド・ボーイズ・アラバマ(オレンジ・コート)にベン・ハーパー、2005年のプライマル・スクリーム(グリーンステージ)にJマスシス(ダイナソーJr.)などがある。

    2017年 MONDO GROSSOに満島ひかり

    満島ひかり | Photo by MASAHIRO SAITO

    満島ひかり | Photo by MASAHIRO SAITO

    今度はミュージシャン(専業)でなく異業種の人が参加したパターン。モンド・グロッソに女優の満島ひかりが登場した。同じ年にリリースされたシングル「ラビリンス」に参加していたので「もしかして出るかも」という期待はあった。登場したときのレッドマーキーが華やいで空気が変わった感じは鮮明に覚えている。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/17/p_1557

    2012年 CHTHONICに武蔵

    CHTHONIC & 武蔵 | Photo by 中島たくみ

    CHTHONIC & 武蔵 | Photo by 中島たくみ

    ホワイトステージに登場した台湾のメタルバンドCHTHONICに格闘家で現在は俳優としても活動している武蔵が参加した。ヴォーカルとしてデス声を披露した。ちなみにこのステージには琴奏者の市川慎、元メガデスのマーティ・フリードマンも参加していてゲスト盛り沢山であった。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/12/14369.html

    2011年 envyに奥貫薫

    envy | Photo by 佐俣美幸

    envy | Photo by 佐俣美幸

    孤高のポストハードコアバンドであるenvyのステージ登場したのは奥貫薫だった。日本で幸薄い女性を演じるのは木村多江か奥貫薫かというくらい薄幸系のバイプレーヤーとして活躍している女優である。黒装束に身を包み、ポエトリーリーディングをおこなってenvyの世界に誘ったのであった。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/11/5718.html

    このように異業種のゲストもけっこうある。他にも2007年の面影ラッキーホール(現在はO.L.H.)に俳優・ナレーターの田口トモロヲが参加したというのもある。田口トモロヲは元々はミュージシャンであるけど……。

    2015年 チャラン・ポ・ランタンにRafven

    チャラン・ポ・ランタン & Räfven | Photo by 森リョータ

    チャラン・ポ・ランタン & Räfven | Photo by 森リョータ

    Jリーグ苗場支部 feat. Räfven | Photo by 安江正実

    Jリーグ苗場支部 feat. Räfven | Photo by 安江正実

    これもミュージシャン同士の交流ではある。フィールド・オブ・ヘブンのチャラン・ポ・ランタンにスウェーデン出身のフォーク・パンク・バンドのレーヴェンが登場し、翌日のレーヴェンのステージにはチャラン・ポ・ランタンが登場した。レーヴェンが初登場した2009年には多数のステージをこなしたので一部で話題となり、この2015年も前夜祭、苗場食堂、パレス、ホワイト、アヴァロン、カフェドパリ、岩盤スクエアとステージをこなしたうえにJリーグ苗場支部にまで参加したというサービス精神系とでもいうべきパターンである。

    にぎやかしバンドRafvenのおさらい▼
    http://fujirockers.org/?p=8301

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/15/p_1955

    そのときのレポートはこちら(Jリーグ苗場支部)▼
    http://fujirockexpress.net/15/p_3592

    サービス精神系といえば2005年の深夜パレス・オブ・ワンダーのクリスタルテントにグリーンステージでヘッドライナーを務めたファットボーイ・スリム(ノーマン・クック)がDJとして登場したこともあった。パレスは入場ゲートの前、つまり無料で楽しめるエリアにヘッドライナー級のDJが登場するなんて超ド級のサプライズだろう。

    2010年 ロキシー・ミュージックに布袋寅泰

    ROXY MUSIC & 布袋寅泰 | Photo by 熊沢泉

    ROXY MUSIC & 布袋寅泰 | Photo by 熊沢泉

    この年の他のステージ登場予定なく、純粋にそのバンドのためにだけ苗場に来たパターン。グリーンステージのヘッドライナーを務めたロキシー・ミュージックに布袋寅泰がラスト3曲でギターを弾いていた。布袋寅泰は、過去デヴィッド・ボウイ、シカゴ、ローリング・ストーンズ、ブライアン・セッツァーなど世界的なビッグネームと共演することが多く、ロキシーもその一環だった。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/10/?p=3177

    2018年 SkrillexにYOSHIKI

    SKRILLEX | Photo by 粂井 健太

    SKRILLEX | Photo by 粂井 健太

    グリーンステージのSkrillexにX JAPANのYOSHIKIが登場した。両者は事前のSNSで共演することを匂わせていたので、本編が終わってしばらく何も動きがなかったときはお客さんたちの間から「出ねぇのかよ!」という怒号まで発する人がいた。しばらくして透明のピアノが運ばれてきて、聴こえてきたのは”Endless Rain”。お客さんたちは大合唱したのであった。

    そのときのレポートはこちら▼
    http://fujirockexpress.net/18/p_1597

    以上、フジロックの主なサプライズゲスト、いかがでしょうか? 他にもさまざまな飛び入りはあったので、印象的だったものがあれば教えていただきたい。今年はコロナ禍での開催になるため、気軽にサプライズ登場というわけにはいかないけど、ヘッドライナーのあのバンドに若手俳優のあの人とか、あのトラックメーカーがドラマの主題歌で共演したあの女優とかあってもいいよなぁーと思うけど、どうなるだろうか?

    Text by イケダノブユキ

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