GAN-BAN NIGHT SPECIAL&ジ・アレックス インストアライブ ダイジェストレポート!
- 2019/12/25 ● Report
先月フルリニューアルオープンを果たした渋谷パルコ。その地下1階フロアに「GAN-BAN/岩盤」(以下、岩盤)が一時移転していた池袋から3年ぶりに戻ってきました!今回はそれを記念して、12月2日(月)に行われた『GAN-BAN NIGHT SPECIAL』と、12月1日に行われたジ・アレックス(先日行われたインタビューはこちら)の岩盤インストアライブの模様をダイジェストレポートとしてお届けします!
12/2(月) SHIBUYA PARCO presents“SHIBUYA COMES ALIVE!”@ SHIBUYA CLUB QUATTRO – GAN-BAN NIGHT SPECIAL
19:00〜 ジ・アレックス
この日は平日にも関わらず、ライブがスタートする19時頃には後方でも身動きがしにくいほど多くの人が詰め掛けていた。今年のフジロックでライブデビューして以来、数数えるくらいしかライブをしていない彼らだが、そのパフォーマンスの完成度は高く、サウンド面においてもミニマム・ポップやテクノ、トリップ・ホップ、ニュー・ウェイブが日本人向けにアダプトされていて、クアトロのフロアをダンスフロアに変えていた。
photo by 志賀崇伸
20:00〜 ファイナル・スパンク・ハッピー
ジ・アレックスに続くは、菊地成孔(Boss the NK a.k.a. 菊地成孔)と小田朋美(OD a.k.a. 小田朋美)によるハウスユニット、ファイナル・スパンク・ハッピー。筆者自身彼らのライブを観るのは初めてだったが、ステージを縦横無尽に使って自由に踊る彼らを見ていると途端に引き込まれてしまった。時にシリアスなシーンに見せたかと思えば、ベクトルを逆方向に振り切って2人でステージ上で戯れ合ってみたり、それはまるで舞台演劇のようだった。
photo by 志賀崇伸、リン
21:00〜 D.A.N. (DJ SET)
今年のフジロックのGAN-BAN SQUAREでDJセットでライブを行ったD.A.N.。スタート後、若干の機材トラブルがあったように見えたが、櫻木大悟(Gt./Vo./Syn.)をはじめ3人でそれすらも楽しんでいるようなDJプレイだった。サウンドは彼ららしく派手ではないが、ミニマルなサウンドメイクで3人の内1人もしくは2人がブースに立ち、交代交代で少しずつ音を重ねていくようなスタイルで心地よい電子音をフロアに響かせていた。
photo by 志賀崇伸、リン
22:00〜 Takkyu Ishino
この日の大トリは我らが石野卓球。卓球がふざけてヘッドホンで遊んだり、手を上げて客を煽ったりする一挙一動に対して、フロアからは何度も何度も歓声が上がっていた。この日は2時間半のロングセットで、長丁場のイベントゆえお客さんも疲れを見せそうなものだったが、卓球とオーディエンスから湧き上がる熱量がそんな心配を一掃した。DJブースの傍にはTシャツのデザインにも使われているHexagon Eyeのデザインを形取った電光オブジェが飾られていて、空間を作り出すひとつの重要なピースになっていたのが印象的だった。
photo by 志賀崇伸、リン
12/1(日) ジ・アレックス@GAN-BAN/岩盤インストアライブ
『GAN-BAN NIGHT SPECIAL』の前日、岩盤店舗ではジ・アレックスのインストアライブが行われた。開演前には公開されたばかりのMV映像が映し出され、開演5分前になると一気に人が集まり、狭いフロアがさらにギュウギュウの状態になった。
この日はリリースほやほやのデビューアルバム『VANTABLACK』から、“Beatwave”、“Jeanie”、“Freak out of blue”、“Alan Smithee’s Monolog”の4曲を披露。Tonton(Vo.)の滑らかに伸びるような歌声と、杉浦英治(Syn.)のシンセサイザー、そして筒井朋哉(Gt.)の歪んだギターの音色がミステリアスでダークな空間を作り出し、その音がたくさんの通りかかった人の足を止め、その世界観に引き込んでいた。
ライブ後はメンバー3人がCDとTシャツの購入者一人一人を温かく見送るなど。とても濃密なインストアライブだった。
photo by リン
アーティスト情報
【ジ・アレックス】
リリース情報
デビューアルバム
『VANTABLACK』
発売中/配信中(Apple Music / Google Play / Spotify)
詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
【ファイナル・スパンク・ハッピー】
リリース情報
デビューアルバム
『mint exorcist』
配信中(Apple Music / Google Play / Spotify)
詳細はファイナル・スパンク・ハッピーのSNSオフィシャルアカウント(Twitter / Instagram)をご覧ください。
【Takkyu Ishino】
ライブ情報
Nightmare After Christmas 石野卓球の地獄温泉2019 -おい!チッチョリーナ!ネジりん棒でも食わしちゃリーナ!-
12月26日(木) LIQUIDROOM(東京)
開演: 23:30
チケット代: ADV 2,500yen (with 1ネジ) DOOR 3,000yen
DJ: 石野卓球
チケット購入: イープラス / ローチケ / ぴあ
京都大暴燃會 vol.3 TECHNO #2
12月29日(日) WORLD(京都)
開演: 21:00
チケット代: ADV 2,500yen(Includes 1D),
MENS 3,000yen(Includes 1D), LADIES 2,000yen(Includes 1D)
ゲストDJ: SHINICHI OSAWA, TAKKYU ISHINO
DJs: DJ GOLDEN, DMITRI ABSINTHE, Mizmon
チケット購入: ローチケ
STAR FESTIVAL CLOSING 2019
12月30日(月) クリエイティブセンター大阪/大阪名村造船所跡地(大阪)
開演: 20:00
チケット代: early bird 3,500yen ADV 4000yen DOOR 5,000yen
出演者: TAKKYU ISHINO, AXEL BOMAN, BO NINGEN, KOHH, MATHEW JONSON, PETER VAN HOESEN, SOICHI TERADA and more…
チケット購入: イープラス / ローチケ / ぴあ
liquidroom presents NEW YEAR PARTY 2020
12月31日(火) LIQUIDROOM(東京)
開演: 20:30
チケット代: ADV 4,000yen (+1drink charge) (2019.11.30 on sale!!)
出演者: TAKKYU ISHINO, D.A.N., Tempalay and more…
チケット購入: イープラス / ローチケ / ぴあ
詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
text by 志賀崇伸、リン
photo by 志賀崇伸、リン