• ゴンちゃんは今…。あの大雨と共に姿を消したゴンちゃんを捜索せよ!


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    「ゴンちゃん」をご存じだろうか。ゴンちゃんとは、フジロック会場の川に現れる、カラフルな色をして、明後日の方向を向いている、なんともかわいいアイツである。

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    このゴンちゃん、フジロックの美術装飾に携わるアーティスト、ロバート・ゴードン・マクハーグ3世氏の作品であり、毎年フジロックで新しく生まれては、川をカラフルに彩るという任務を遂行した後、フジロッカーのみなさんの家族になるべく苗場の川を去る、という宿命を持った、石のような生命体である。…と、筆者は思っている。ちなみに「ゴンちゃん」というのはゴードンの愛称から名づけられた名前だ。

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    「苗場の川を去る宿命」とは、ゴンちゃんは、フジロック3日目の夕方以降には、川からお連れしてもいいという、旧知のフジロッカーには知れた暗黙のルールがあるからだ。そうして苗場を去り、どこかの家で玄関の守り神になっていたりするらしい。しかしながら昨今、2日目にはすでに川にゴンちゃんがほとんどいない、という事態をまねく「ゴンちゃん誘拐問題」があったりと、穏やかでない話題も尽きない。会場を彩るアートなのだから、良いとされる時間外に持ち出すのは、美術館から勝手に絵を持ち出すようなものだ、と言った人もいたが、まったくその通りである。こんな話題が出てきてしまうほどに、フジロックに欠かせない存在で、フジロッカーに愛されているということでもあるのだけど。

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    さて、前置きはこの辺にして、今年のフジロックのゴンちゃん事情を振り返ってみる。今年も、3日目の午前中には、川にゴンちゃんはいなくなっていた。でも、「また誘拐犯かぁぁ!」という話ではない。あの「大雨」のせいである。2日目の夕方から激しくなり、テントの水没、道路の交通規制、会場中が池と化すなどのアクシデントを続発させたほどの豪雨だ。いつも穏やかな流れの川も、恐怖を煽るほどの濁流となっていった。

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    3日目は雨が止み、無事フジロックが開催されたわけだが、水かさが増し、激しい水流がおさまらなかった川は、ロープが張られて進入禁止となった。そしてゴンちゃんもいなくなった。そう、ゴンちゃんも流されてしまったのだ。寂しいけどまた来年たくさん会えるのを楽しみにしよう。そんな思いと共に、ゴンちゃんのいるフジロックは終わったのだった。

    そしてフジロスと闘いながら日常生活に戻った数週間後、ふと思ったのである。

    「流されたゴンちゃんって、どうなったの?もしかして、川を下っていけば、まだいるの?」

    そんな疑問を抱き、川にいるゴンちゃんを想像して、いても立ってもいられなくなったわれわれは苗場に向かった…!

     

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