【FRF’26 ARTIST PICKUP vol.2】KHRUANGBIN「世界を魅了するセミインストバンドが土曜ヘッドライナーに大抜擢」
- 2026/02/28 ● COLUMN

今年のヘッドライナーの中でも驚きを持って迎えられたのは間違いなく2日目のKHRUANGBIN(クルアンビン)だろう。彼らのフジロック初登場は過去最強の豪雨に見舞われた2019年。幸いにもKHRUANGBINが出演したのは3日目のFIELD OF HEAVENの大トリで、時折小雨が降る程度だった。が、この日メインステージのトリはGREENがTHE CURE、WHITEはJAMES BLAKE。悩んだ果てにヘヴンにたどり着いた自分を褒めた人も多かったんじゃないだろうか。
「ディープなグルーヴに酔いしれるこの夜の最奥地」2019.7.28 FIELD OF HEAVENライブレポート
テキサス発世界のサイケとエキゾを吸収したグルーヴ
改めてKHRUANGBINのバイオグラフィを紹介すると、ローラ・リー・オチョア(B)、マーク・スピア(Gt)、ドナルド・“DJ”・ジョンソン(Dr)からなるテキサス・ヒューストンのトリオで、2010年代半ばにシーンに登場して以来、『The Universe Smile Upon You』(2015年)、『Con Todo El Mundo』(2018年)、『Mordechai』(2020年)、『A LA SALA』(2024年)4作のスタジオアルバム、ヴィユー・ファルカ・トゥーレとのコラボアルバム、同郷テキサス出身のレオン・ブリッジズとのEP2作、そして複数のライブEPをリリースしている。
初期はタイファンクの影響を受けつつ、サザンロックなどアメリカンロックの演奏スタイルやサウンドでオリジナルに昇華した音楽性が注目を集めた。と、ありきたりなバイオはどこででも散見されると思うので、音楽オタクな仲良しエピソードを初期のインタビューから参照すると、底なしのレコードディガーの3人はツアー先の街での戦利品をVestaxのレコードプレイヤーで聴かせ合っていたのだとか。冗談混じりに「運転中は聴かない方がいい」とされる(!?)ぐらい心身をリラックスさせてくれる彼らの音楽は基本的に選び抜かれた3人の音が、静かにゆっくり一定のグルーヴを生み出すオーガニックなものだ。だが、タイ語で“飛行機”を意味するバンド名が表すように、テキサスから東アジア、中東etcの音楽を乗せた旅の先に“自分たちの家”で楽曲を料理することでオリジナリティが生まれる。
【KHRUANGBIN -A Love International((Official Video)】
10年を眼差すユニークなニューアルバムとツアー
ちなみに1stアルバム『The Universe Smile Upon You』は一軒の納屋に機材を持ち込んで録音。周辺の環境音なども音源に収録し、オルタナティヴなスタンスが音像に結晶していた。時にサイケデリックで艶やかなKHRUANGBINの音楽に一定して存在する親密さの源泉はそんなところにもあるのだろう。
最新作は2015年のデビュー作を10年越しに再構築したという『The Universe Smile Upon You ii』。なんと1stアルバムと同じ納屋で同じ日付と期間で録音されたそれは10年分の成熟したグルーヴ、より突き詰められた余白と空間と深みで構成された。
【KHRUANGBIN -White Groves ii(Official Video)】
バンドは昨年11月から同アルバムのリリースに伴うアメリカツアーを行い、一連のスケジュールの中でシアトルの非営利音楽ラジオ局「KEXP」のスタジオライブにも出演。そのフル尺動画がYouTubeにアップされているのだが、淡々とした演奏の中にある情熱、慈愛とも言えるお互いへの尊重はどこを見渡しても分断だらけの世界でとても確かな光に思えてくる。不安な夜に聴きたくなるというリスナーがいるのも納得してしまう。
【KHRUANGBIN -Full Performance(Live on KEXP)】
彼らの評価で世界のエキゾチックで洗練されたグルーヴを持つバンドの存在にフォーカスが当たったことも事実で、Glass BeamsやArc De Soleil、BALTHVS、Yin Yinなどにたどり着いたリスナーも少なくないはず。さらにウエストコーストサイケと日本のmaya ongakuの交流などもあるし、逆に遡ればKURUANGBINのヒーローが坂本慎太郎だったりするわけで、なんとも美しいメビウスリングっぽい。
気持ちのパーソナルスペースを保ったまま、何万人ものオーディエンスが音で共振する。土曜日のGREEN STAGEが前代未聞の桃源郷になる近未来。きっとフジロックに新しいチャプターが記されるだろう。
Text by 石角友香
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チケット情報
◆先行販売受付期間
2月20日(金)12:00〜5月15日(金)23:00
※先行販売期間中であっても、規定枚数に達した場合販売を終了させていただきます。
※各種注意事項を必ずお読みいただいた上でチケットをご購入下さい。
◆販売チケット(以下すべて税込)
<入場券(各1名)>
・3日通し券:57,000円
・1日券:25,000円
・金曜ナイト券:¥16,000
・Under22 1日券:¥18,000
・Under17 1日券:¥9,000
<駐車券(各1名)>
・3日通し券【S駐車券】:22,000円
・3日通し券【A駐車券】:18,000円
・1日券:6,000円
※駐車券は2名様の入場券と合わせてのみ購入可能です。
※駐車券のみ単体での販売はありません。
※1日駐車券は場外駐車場となります。
※Under 22 1日券、Under 17 1日券、金曜ナイト券では駐車券を購入することはできません。
<キャンプサイト券(1名)>
6,000円(全発売期間共通/開催期間中有効)
※15歳以下は保護者の同伴に限り無料でご利用いただけます。
(2026年7月26日時点で満15歳以下の方が対象です。要写真付き身分証)
<オートキャンプ「ムーンキャラバンチケット」- 4輪(車両)チケット/2輪(バイク)チケット>
・3日通し入場券(1名):57,000円
・専用キャンプサイト券(1名):6,000円
・4輪(車両)チケット(1名):22,000円 ※2名様より受付
・2輪(バイク)チケット(1名):10,000円 ※1名様より受付
※オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用のチケットです。ご利用にはムーンキャラバンチケットが必要となります。
※このエリアは4泊の施設のため、車の入出庫時間が限定されます。
※上記入場券+専用キャンプサイト券+専用駐車券のセット販売です。専用駐車券及び専用キャンプサイト券のみの受付はできませんのでご希望のお客様はオフィシャル先行発売以降にお求めください。
※「期間限定早い割引チケット(早期割引)」との併用はできません。
<サービスパス FUJI ROCK go round>
場外エリアから場内最奥エリアまで運行するバスやエアコン完備の全天候型専用ラウンジ、専用トイレなど、1日を通して利用可能なサービスパス。
料金:18,000円(各日 / 1名様)
有効期限:各日9:00〜24:00
※ご利用には、入場券が別途必要です。
※FUJI ROCK go round専用リストバンドのみでご乗車できません。
※当日有効な入場リストバンドが必要です。
※15歳以下は保護者の同伴に限りご利用いただけます。2026年7月26日時点で満15歳以下の方が対象です(要顔写真付き身分証)。写真付き身分証をお持ちでない方は、学生証、各種健康保険証、母子手帳、住民票の中から2点ご提示ください。
※限定枚数の販売です。規定枚数に達し次第販売終了となります。
※シャトルバス、専用ラウンジともに、ご利用が集中した場合、お待ちいただく場合がございます。
※リストバンドは、会場に設置されるリストバンド交換所でお渡しします(紙チケットをご用意の上、ご来場ください)。
※運行時間は、当日の天候や道路状況により変更となる場合がございます。
◆販売プレイガイド
・イープラス:https://eplus.jp/frf/
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