【FRF’26 ARTIST PICKUP vol.1】The xx「フジロック初出演から16年、遂にヘッドライナーのステージへ!」
- 2026/02/25 ● COLUMN

今年約8年ぶりに活動を再開するThe xx(ザ・エックス・エックス)が遂にフジロックのヘッドライナーを務める。初出演のレッド・マーキー(2010年)からホワイト・ステージ(2013年/トリ)、グリーン・ステージ(2017年/トリ前)と、着実にステップアップを重ねてきた彼らにとって、それは「フジロック・ドリームの成就」と言えるだろう。
The xxの音楽は「インディー・ポップ」で括られることが多い一方で、メディアによっては「インディー・ロック」と呼ばれたり、時には「エレクトロ・ポップ」といった多様なジャンル名で称される。それらはすべて彼らの多面的なサウンドを捉える正解であり、それほど一つのジャンルには収まりきらない奥深さを示している。
彼らのサウンドの核となるキーワードは「引き算の美学」。ロミー・クロフト(Vo/Gt)、オリヴァー・シム(Vo/B)、そしてバンドの核であるマルチプレイヤーでありトラックメイカー兼プロデューサーのJamie xxことジェイミー・スミス。この3人が生み出す、音数を極限まで削ぎ落としたミニマムなポップサウンドには、ヴォーカルや楽器の音だけでなく、それ以外の要素をも「音」として機能させる魅力を持っている。
The xx “Crystalised”
特にデビューアルバム『xx』とその3年後にリリースされた2ndアルバム『Coexist』に収録されている楽曲に、その特徴が顕著に表れている。ロミーとオリヴァーの80年代UKニュー・ウェイヴ/ネオアコ的なクールで囁くようなツイン・ヴォーカル。これに、ジェイミーが強く影響を受けたクラブ・ミュージックからミニマリズムを抽出し反映させたトラックが組み合わされる。彼らはそれらの特徴を極限まで削ることによって、音と音の間にある「余白」にも独自の「音」を生み出しているのである。
彼らのライブにおいて、これは極めて重要な要素である。「引き算の美学」の対象を「音」以外に拡張するならば、演奏中のメンバー三人の間合いや、完全な無音が生み出す場の空気といった全てを、The xxのサウンドの一部にしてしまう。その美しさは言葉を失うほどで、The xxのファンたちはそれを体感するためにライブに足を運んでいると言っても過言ではないだろう。
The xx – “Intro”〜“Angels” / Live at Ferropolis, Gräfenhainichen, Germany, 2018)
『Coexist』のツアー終了後、バンドは活動休止に入った。この休止期間中、バンドのブレーンであるジェイミーがJamie xx名義でソロアルバム『In Colour』をリリース。このアルバムがロミーとオリヴァーにも大きな影響を与え、その後のThe xxのサウンドを大きく変えるキッカケとなった。
その変化を決定づけたのが、3rdアルバム『On Hold』だった。リードトラックの“On Hold”は、まさに新しいThe xxを象徴するような一曲で、これまでの静寂で内省的なイメージを打ち破り、まるで夜の闇に温かな朝日が差し込むような、確かな温かさを感じさせる曲。ジェイミーの大胆なサンプリング使いと、ユニゾン/コーラスの枠を超え「物語の語り部」として表現力を高めたロミーとオリヴァーのヴォーカルは、バンドがよりオープンで人間味のある方向へと進化を遂げたことを示していた。
2017年、グリーン・ステージのトリ前に出演した彼らのステージは今でも忘れない。筆者はその時、最後の3曲(Jamie xxの“Loud Place (feat. Romy)”、“On Hold”、“Angels”)だけしか観れなかったのだが、そのわずかな時間だけでも、当時の彼らの魅力を十分に感じ取ることができた。当時演奏された “On Hold” のライブ映像がYoutubeのフジロック公式チャンネルに残っているので、是非観て欲しい。
The xx – “On Hold” / Live at Fuji Rock Festival ‘17
そして本日Instagramのバンド公式アカウントから4月4日(土)に行われるメキシコでの復活ライブ、バンド公式サイトからはワールドツアーの日程がアナウンスされた。この復活ツアーで彼らがどんなステージを見せてくれるのか。ひとつ言えることがあるとしたら、メキシコ公演から約4ヶ月、十分な助走期間を経てフジロックを迎えるということ。“現在”のThe xxによる最高のパフォーマンスを期待してもいいだろう。
Text by 若林修平
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チケット情報
◆先行販売受付期間
2月20日(金)12:00〜5月15日(金)23:00
※先行販売期間中であっても、規定枚数に達した場合販売を終了させていただきます。
※各種注意事項を必ずお読みいただいた上でチケットをご購入下さい。
◆販売チケット(以下すべて税込)
<入場券(各1名)>
・3日通し券:57,000円
・1日券:25,000円
・金曜ナイト券:¥16,000
・Under22 1日券:¥18,000
・Under17 1日券:¥9,000
<駐車券(各1名)>
・3日通し券【S駐車券】:22,000円
・3日通し券【A駐車券】:18,000円
・1日券:6,000円
※駐車券は2名様の入場券と合わせてのみ購入可能です。
※駐車券のみ単体での販売はありません。
※1日駐車券は場外駐車場となります。
※Under 22 1日券、Under 17 1日券、金曜ナイト券では駐車券を購入することはできません。
<キャンプサイト券(1名)>
6,000円(全発売期間共通/開催期間中有効)
※15歳以下は保護者の同伴に限り無料でご利用いただけます。
(2026年7月26日時点で満15歳以下の方が対象です。要写真付き身分証)
<オートキャンプ「ムーンキャラバンチケット」- 4輪(車両)チケット/2輪(バイク)チケット>
・3日通し入場券(1名):57,000円
・専用キャンプサイト券(1名):6,000円
・4輪(車両)チケット(1名):22,000円 ※2名様より受付
・2輪(バイク)チケット(1名):10,000円 ※1名様より受付
※オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用のチケットです。ご利用にはムーンキャラバンチケットが必要となります。
※このエリアは4泊の施設のため、車の入出庫時間が限定されます。
※上記入場券+専用キャンプサイト券+専用駐車券のセット販売です。専用駐車券及び専用キャンプサイト券のみの受付はできませんのでご希望のお客様はオフィシャル先行発売以降にお求めください。
※「期間限定早い割引チケット(早期割引)」との併用はできません。
<サービスパス FUJI ROCK go round>
場外エリアから場内最奥エリアまで運行するバスやエアコン完備の全天候型専用ラウンジ、専用トイレなど、1日を通して利用可能なサービスパス。
料金:18,000円(各日 / 1名様)
有効期限:各日9:00〜24:00
※ご利用には、入場券が別途必要です。
※FUJI ROCK go round専用リストバンドのみでご乗車できません。
※当日有効な入場リストバンドが必要です。
※15歳以下は保護者の同伴に限りご利用いただけます。2026年7月26日時点で満15歳以下の方が対象です(要顔写真付き身分証)。写真付き身分証をお持ちでない方は、学生証、各種健康保険証、母子手帳、住民票の中から2点ご提示ください。
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