【朝霧JAM’25総括vol.3】ライヴもキャンプもアクティビティも!大人3人子ども1人で過ごす、ふもとっぱら滞在記
- 2025/12/02 ● REPORT

「私は朝霧JAMに初めて出演するZAZEN BOYSを観たい」
そんな理由で久々に朝霧行きを表明したところ、音楽友達が「いいね行こう!」とのってくれました。お友達のNくんとHさん、Hさんのお子さんであるSちゃん(10歳)、そして筆者の4名で参加した滞在記を時系列で紹介します。
AM5時:お友達宅からいざ出発
朝は5時に起床し、川崎方面から東名高速で朝霧方面に向かいます。前日夜に車を出してくださるお友達・Hさんご家族のおうちに荷物を持ってお邪魔し、車に荷物を詰め込んだ後、そのまま仮眠させていただきました。
AM7時:SAで富士山を拝む

足柄SA
道路状況は意外と順調。足柄SAでトイレ休憩に立ち寄ったところ、大きな富士山を観測。想像より大きな姿にSちゃんもテンションが上がっていました。フードコートで簡単に朝食を済ませて、先へ急ぎます。
AM10時:買い物&ソフトクリームを楽しむ

あさぎり牛乳ソフトクリーム(カップ)。
9時前には新富士ICを降り、マックスバリュでお買い物。お土産の下見とご当地食材確保のために道の駅朝霧高原へ、併設の「朝霧フードパーク」であさぎり乳業のソフトクリームをさっそくいただきました。
AM11時:乾杯&設営。NEWギアも試しちゃう

DODのエアーマットを小型エアポンプで膨らませました。すごい!
いよいよふもとっぱらに入場。周囲と適切な距離を図り、景色のよいセンターポジションにスタンバイ。さっそくドライバーに感謝の乾杯をキメて、休憩と設営タイムに入りました。これから2日間を過ごす我がテントはツールーム。室内に敷くエアーマットをこのために新調したので、お披露目の会もしちゃいます。
PM1時:リストバンド交換。いよいよ朝霧JAMスタート!

ビリヤニとビール、おいしい!
ある程度支度が済んだら、いよいよ会場へ。シャトルバスの待ち列も少なく、スムーズに朝霧ジャンボリーに到着しました。RAINBOW STAGEではYogee New Wavesが演奏をはじめたばかり。“Ride on Wave”のうねりに体は動き出し、朝霧に来てるんだなぁということを実感。その後、会場グルメ1発目として、流しのビリヤニのチキンビリヤニをいただきました。
PM3時:会場を散策。我々は奥地へ向かった……

なんともたまらぬこの表情
筆者が朝霧JAMに参加するのは今回で2回目。前回〜今回までに「奥地にいいバーがあるらしい」という噂を聞いたので、会場の奥を散策。ここか……カーニバルスター!踊りながらワインを乾杯して、大人も子どもも楽しい「うんちぽいぽいゲーム」をしました。
PM4時:ワークショップにチャレンジ

何を打ち込んだののかは秘密です。
Nくんとバングルづくりのワークショップに参加。真鍮の棒をハンマーで叩いてととのえ、お互いに好きなバンドの曲名を打ち込んでみました。簡単にできてとてもかわいい。
PM5時:竹原ピストルと焚き火
お酒を追加し、竹原ピストルを観ました。いつ観ても人の温かさに触れることができるパフォーマンス。会場は暗くなってきて、焚き火も盛り上がってきました。とってもいい雰囲気!
PM8時:トリ2組をちらりと観て早めの帰宅

続いてMOONSHINE STAGEに移動して、FULLHOUSEでひとしきり踊ったあとは戻ってHiatus Kaiyote、そしてAnthony Naplesへ。少し早いですが、ふもとっぱらに帰宅です。またあした!
PM9時:富士宮焼きそば、作ってみる?

焼きそば麺、ソース、肉かす。
今夜の真のトリ(夕食)は富士宮焼きそば!会場で食べる/お店で食べるという選択肢があるなか、あえて「作る」ことを選んだ我々。スーパーでご当地の麺、ソース、肉かすなどを購入していました。現地で作る地元グルメというのもたまにはいいんじゃないでしょうか?言わずもがな、とってもおいしかったです!本日はこれにておやすみなさい。
AM7時:太陽におはようございます

テントサイトから見た朝の景色。
2日目の朝。寒さで起きることもなく快眠でした。この日は昨日の焼きそばをパンに挟んでホットサンドメーカーで焼いた焼きそばパンを朝食に、のんびりスタートです。
AM10時:朝は本気のエビカニクス

Hさん&Sちゃんのメインイベントはケロポンズ。大人も子どもも本気で踊ります。今日のケロポンズは、観客のあついリクエストに応えて“エビカニクス”を2回もやってくれました!ほかにも、“のーのののせる”や、“にじ”といった名曲づくしで、みんなをしっかり楽しませてくれました。
AM11時半:ふもとっぱらで焚き火
このまま会場に戻ってもよかったけど、ゆっくりと過ごしたくなった我々は再びバスに乗り、ふもとっぱらへ。売店で限定ビールを買ったり、キッチンカーで売っていた玄米酵素おにぎりを食べたりしました。

キャンプサイトでは、昼の焚き火にチャレンジ。Sちゃんが事前に用意していたマシュマロをみんなで焼いたところ、外はカリッと中はとろ〜りおいしい。ライヴも観たいけど、ふもとっぱらで過ごす時間も楽しいですね。
PM1時半:ふたたび会場へ

キャンプ地付近でちょっと遊んだら、またすぐバスで会場へイン!会場〜ふもとっぱら間のアクセスが快適なので、気軽に行ったり来たりできます。会場では、ANNIE & THE CALDWELLSが迫力あるゴスペル・ファンクを聴かせてくれました。家族でバンドやっているってすごい。

そのあとは、朝霧の牛乳と卵を使用したロールケーキをいただきました。これが絶品で、クリームの濃厚さと生地のふわふわ感、どちらもとても好みでした。MOONSHINE STAGEに移動していたら、ステージに鬼が立ってパフォーマンスしていてびっくり。初めての鬼の右腕は、世界観も演奏もステージパフォーマンスもバチッと決まっていて、今年の朝霧JAMのアクトの中ではかなり印象に残りました。
PM3時40分:待ってました!ZAZEN BOYS!

RAINBOW STAGEに戻り、いよいよお待ちかねの我が推し、ZAZEN BOYSを目撃しました。すでに温まっているオーディエンスが和やかな空気を作っていて、相変わらずちょっとおかしい向井秀徳のMCと相まっておもしろいステージでした。最近再び披露されるようになった“安眠棒”や、向井のヘンテコなサイドステップに笑わされてしまった(本人も笑っちゃった)“ポテトサラダ”、その流れからの不意打ちの“永遠少女”など、ド直球だけどやや意外なセットリスト。彼らを観に来てよかった〜!今回も素晴らしかったです。
PM5時10分:寒い!焚き火にあたろう!

会場は暗くなってきて、いよいよ朝霧JAMの終わりを感じてきました。しんみり。雨も降ってきて寒いので、我々は焚き火にあたります。癒されますね……。温まっていたら、いよいよGLASS BEAMSが登場。じつは昨年、フジロックでは観逃してしまって、観るのは初めてです。そのサウンドはもちろん、神秘的なお面に衣装、センターポジションのメンバーから感じられるオーラも含めて、圧倒されてしまいました。

PM6時半:まだ遊びたいけど〜!?

そろそろふもとっぱらに戻りたいけど、もうちょっと遊びたい!会場を散歩した結果、辿りついたのはカーニバルスター。朝方のクリスタルパレスみたいな空気が流れていて最高。よし、悔いはない!帰ります。
PM7時半:夜の大トリ

料理を手伝ってくれる10歳、頼もしいです。
テントに戻り、一足先に帰っていたHさん&Sちゃんと合流。おふたりとも寒そうにしていたので、念の為に持ってきたストーブが大活躍です。さて朝霧JAM’25を締めくくる夜の大トリ調理を開始。Sちゃんにも野菜を切ってもらって、わいわい楽しい夜の時間です。
PM8時半:クロージングアクト、栗原はるみ

Nくんも忌野清志郎 ROCK’N’ROLL DREAMERSを観て戻ってきたところで、今夜のクロージングアクト(夕食)は、朝霧高原牛乳&朝霧ベーコンを使ったシチュー!ルーは「栗原はるみのクリームシチュー」なので、栗原はるみが実質のクロージングアクトです。寒い夜に野外で食べるシチューは本当においしい!体も心もあたたまりました。
PM10時:名残惜しくも就寝

食後、Hさん&Sちゃんは早々と就寝。周囲は静かですが、まだ楽しそうな話し声が聞こえてきます。Nくんが最後まで焚き火の面倒をみてくれて、私もおやすみなさい。朝霧の夜はふけていくのでした。
翌朝は早めの帰宅をめざしつつも、お土産に落花生を買ったり、お風呂に入り、海鮮丼を食べたりと、富士宮市を最後まで満喫しました。住む場所も年齢も違う音楽好きの2名と子ども1名、そして私が何故か一緒に共同生活をした、不思議な2泊3日は、笑いあり、苦労と工夫ありの楽しい道のりでした。世代や性別を問わず楽しめるキャンプフェスだと改めて実感。またみんなで行こーね!

text by 梶原綾乃




