• 2025年ラストのボードウォークキャンプは、記念すべき80回目!

    10月4日の土曜日、フジロッカーズにはお馴染みの苗場でボードウォークキャンプ(第80回Boardwalk Don’t Run)が開催された。2025年では最後のそして、数えて80回目の今回は気温約16度、雨が降ったりやんだりする中での開催となった。午前9時半ごろ苗場食堂前に集まっての開会式には、なにやらクレーンを積んだトラックも待機していた。

    開会式を終え、グリーンステージエリアを通り抜けて作業のためボードウォークに向かう。

    森の中では、木々のおかげであまり雨の影響を受けずに作業開始。大人も子どももみんなで作業をすすめていく。古くなった板を剥がして釘を抜いたり、運んだりした。

    午前中の作業を終えて配られたステッカーと昼食を交換。舞茸の入った炊き込みご飯が優しいお味。そして、具沢山のお味噌汁やおかずもとても嬉しい。ご馳走様でした。

    午後は作業とネイチャーツアーに別れて活動。作業組は、水車などを苗場食堂前まで運んで解体、そして端材と合わせて夜のキャンプファイヤーが組み上げられていった。

    ネイチャーツアーでは、グリーンステージエリアで飛び交うセキレイを観察したり、ボードウォークを歩きながら森の中で白樺と岳樺そしてきのこやクロバナヒキオコシなどの観察、熊の話など自然に関することを色々と学んだ。

    作業の後は、キャンプの用意をしたり苗場温泉 雪ささの湯(参加者には入浴券支給)でリフレッシュ。日が暮れて来ると3台のキャンプファイヤーに火が焚べられ、小雨が降る中でも盛大に燃えていた。

    夜の苗場食堂も賑わっていた。

    DJが夜の苗場食堂を彩っていく。

    少年のリクエストは、苗場音頭だったそう。

    大島keitaさんのライブも賑やかに夜を盛り上げる。

    数時間たつと最初は大きかったキャンプファイヤーも火の上を歩くことができるほどの規模に。こうしてボードウォークキャンプの夜は更けて行った。

    朝からの雨は、夜まで降ったりやんだりを繰り返していたが、木々のある場所にテントを張っていたので、さほどテントも濡れることなく過ごすことができた。午後のネイチャーツアーの際に、森の中は葉っぱが雨を遮ってくれるので意外と濡れない。そして森の木々が水を溜めてくれるというお話があったが、それをしみじみと感じたキャンプとなった。

    フジロックの森を感じながら、美味しい昼食と温泉を満喫し、個々でもキャンプを楽しめるボードウォークキャンプは貴重な機会だと改めて感じた。キャンプ道具がない場合も近隣の宿泊施設に泊まることも可能なので、まだご参加したことのない方にも、ぜひボードウォークキャンプを経験してみていただきたい。夜も苗場食堂で食事の販売があるので、キェンプ飯がご用意できなくても安心。次回は来年2026年の開催をお楽しみに。

     

    Photo by 前田 俊太郎・ HARA MASAMI(HAMA)

    Text by HARA MASAMI(HAMA)

    https://www.fujirockersforest.com/news/news-2285/

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