photo by Org-RiKO
第1弾・2弾発表でステージ割やタイムテーブルの妄想、そして未発表アーティストへの期待が膨らむ季節になりました。フジロックの楽しみと言えば、マンネリを嫌う大将が毎年何やら新しいことをやってくれることも、その1つ。というわけで今年は何が飛び出すのか? GREEN STARのオープニングパーティで大将からチラっとそのあたりの情報を仕入れることができました。
まず最初にお伝えしたいのは、あくまでまだ“仮”の段階の話なので本番どうひっくり返るのか!? は未知です(笑)。そのあたりはフジロックのオフィシャルサイトでご確認を!
「メキシコ」というキーワードで、奥地大好きフジロッカーズならもうピンときているハズ。そう、去年初登場した奥地のメキシカンな遊び場「キャバレーフィエスタ」です。サボテンブラザーズによる陽気なライブやスマッシュUKスタッフも活躍したチャンバラ寸劇、そして急遽決まったVery Be Carefulのライブが見ものでしたね。そのエリアが今年は心機一転! パリで一番と言われる歴史あるナイトショー「ムーランルージュ」の世界にしてしまうのだとか。ほほーう。その名も「Cafe de Paris」(もちろん仮)。だからGREEN STARにキャバレーフィエスタで使われていたオブジェが飾ってあったというわけです。
それにしてもパリって何だか意外…、そんな率直な感想を安易に口にしてしまったが最後、間髪入れずに、ばかやろう! という言葉が飛んできました。大将いわく、フランス植民地時代の流れで、パリにはロンドンやニューヨークよりも多種多様な音楽が集まっているのだそう。そんなことも知らなくてすみませんでした…(その後も、シャンソンの女王「エディット・ピアフ」を知らないやつに話したくないなーと言われちゃったわけですが)。
じゃぁ、Cafe de Paris(仮)で何をやってくれるのかというと、ステージを設けて、シャンソンあり、ジプシー音楽あり、カリブ海音楽ありといった様々な音楽を楽しませてくれる模様。普段、あえて自分から聴くことはない音楽に気軽に触れることができるっていいですね。ムーランルージュをモデルにしていることもあり、内装なんかも見てるだけで楽しめる感じになりそうです。去年のキャバレーフィエスタはショータイムが少なかったけど、今年は盛りだくさんにしていきたいのだとか。普通にグリーンやホワイトといった各ステージを見るだけでも新しい音楽に生で出会えて、そして感動できる素晴らしさがあるフジロック。今年は奥地でも素敵な出会いに期待できそうです。
「フジロックフェスティバルという場を、音楽を聞かなくても、そこを見て歩くだけでも面白い、そんなところにしていきたいんだ。」(『やるかFUJI ROCK 1997‐2003』日高正博 著より)
今年もその言葉通り、大将の思いつき企画が新たに花を咲かせる、予定です。 本番当日はオルグスタッフがFuji Rock ExpressにてCafe de Paris(仮)の様子を逐一アップしていきたいと思いますが、ストーンドサークルにポコポコ、シャカシャカ、ドンドコとジャムセッション(毎年ハマる人続出)しに来たついでにでも、是非のぞいてみてはいかがですか? 来年はまた違うものになっているかもしれないので。
text?by Org-RiKO