• 牛窓ナチュラルキャンプ2015 体験レポート


    フェスの過ごし方~ワークショップ編~

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    :メインステージとDJブースで2日間で30組くらい出てたかな。でも、音楽だけのフェスとは違って、ずっとステージ前で過ごすという感じではなかったよね。

    アリモト:会場がコンパクトで、どこに居てもだいたいステージの音が聴こえてくるから、何かやりながら音楽も楽しむっていう過ごし方だよね。キャンプサイトでご飯作ってたり、海に入って遊んだり、釣りしてる人もいたしね。

    :ワークショップでやっていたシーカヤックやスタンドアップパドルを楽しんでいる人達、本当にたくさんいたよね。

    アリモト:うん、海にたくさん人がいた。天気良かったしね。ワークショップは本当に色々あったよね。

    :俺、実は竹のいかだ作りをやりたかったんだ。

    リコ:なんでやらなかったの?

    :子供達がたくさんいて、ちょっとそこに入っていく勇気がなくて(笑)

    リコ:2、3歳くらいから小学生くらいまでの子達が特にたくさん遊びに来てた気がする。このフェスは。リョータさん、話しかけられてたもんね。

    :そうそう、ビール飲んでたら、いきなり「僕の竹の剣は?」って聞かれた(笑)

    アリモト:あと、ゆらゆらする飾りのモビール作りにも子供達が参加してたよね。ワークショップのブースが浜辺に並んでるから、あれもこれもやってみたい、ってなるんだろうな。

    リコ:ダッチオーブン料理教室でブラウニーの回に参加した時も、大人と一緒に子供達も材料を順番に混ぜて生地作りを楽しんでたよ。

    :それから、タップダンスもワークショップでやってた。

    リコ:あったあった。2日目はバケツをひっくり返して打楽器にしてセッションしてたよ。

    :そういえば、ドラムサークルはやってきたの?

    リコ:もちろん!フジロックでストーンド・サークルを取材したんだけど、その後に参加するタイミングを逃しちゃって。だからここでもドラムサークルがあってうれしかった。フジロックで会ったスタッフさん達もいて、まさか岡山で再会するなんてびっくり。

    アリモト:ドラムサークルも子供達にとって楽しい経験になるよね。

    リコ:知らない人達と一緒に大人数で打楽器をやる体験なんて中々できないしね。サンセットクルージングの時間と少しかぶってたから、ジャムセッションが盛り上がっている途中で抜けてきちゃったのが残念。

    :ヨットのクルージングも良かったよね。夕日が綺麗で潮風が気持ち良かったし、何と言っても会場の黒島を一望できたのが良かった。

    リコ:あれは1500円出して参加したかいがあった。普段できない体験だもん。海に来たぞー!っていう気分を堪能できたよ。欲を言えば、黒島をぐるっと一周してくれたらもっと良かったかな(笑)。

    フェスの過ごし方~散歩編~

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    リコ:フェスの開会宣言の時に、牛窓神社の宮司さんが上に神社があるので散歩に行ってみてくださいって言ってて、その後みんなで探検しに行ったね。

    :竹林の中を通ったり、草木のトンネルになっているところが途中であって、ちょっと冒険みたいだった。古墳は結局どこにあるかわからなかったけど(笑)。

    アリモト:それから、潮が引いた朝にヴィーナスロードだっけ?隣の島まで行く道が現れて、散歩しに行ったよね。

    リコ:あれは黒島に来ないとできない貴重な体験だった。私は隣の島を一周してきたよ。岩場を歩いてきただけだけど、探検気分を味わえた。できればもう一つ隣の島まで歩きたかったなあ。

    フェスの過ごし方~釣り編~

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    アリモト:意外と魚釣りしてる人、いたよね。

    リコ:そうそう!夕方も見かけたし、翌日朝7時半くらいに目が覚めてトイレに行く時にも、浜辺で何人か釣りをしている人達がいて。なるほど、そういう楽しみ方もあるんだなって。

    :来年も行くなら釣り道具欲しいよね。だって、ぴょんぴょん魚が跳ねてるの見たし。

    リコ:ヴィーナスロード歩いている時に、けっこう大きい魚がいたよ。

    :山のフェスと大きく違うのは、海釣りが楽しめて、釣った魚を焼いて食べられるところだよね。

    アリモト:知らない人から「これ釣ったから食べなよ」って焼いた魚をもらったしね。鯛、うまかったな。

    フェスの過ごし方~夜編~

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    :夜に浜辺でカイト上げている人いたね。

    リコ:そうそう、夜に光るカイトなんて初めて見た。みんな本当に色々楽しんでるなと思った。

    アリモト:夜はステージ前にキャンドルがたくさん灯っていたね。流木の飾りもあるから、フジロックでいうピラミッドガーデンみたいな感じ。

    リコ:綺麗だったね。リトルイビザのDJブース前にもたくさんキャンドルが置いてあって良い雰囲気だった。

    :あと、夜でもワークショップがあるのにはビックリした。

    リコ:実は一番楽しみにしてた。「UFOを呼ぶかい?」。

    アリモト:ステージでレクチャーを受けて瞑想した後、じゃあこの後は丘の上に行ってUFOを見ましょう、ってなった時、正直どれくらい人が集まるんだろう?って思ったけど、けっこう来てたよね。3、40人くらいいたんじゃないかな。

    :みんなで輪になって集中力を高めるために順番に手を叩いていくって、初めての経験だったよ。結構何周もやったよね。

    アリモト:リコさん、何か見たんだよね?

    リコ:1回だけ星がピカー!って強く光ったのは見たけど、それが何なのはわからない。でも、リョータさんとアリモトさんが抜けた後、最後にひとりずつ参加した感想を言っていったのね。その時に、赤くなっているのを見たっていう人が数人いたよ。

    :あのワークショップの目的は交信だったもんね。来て欲しいって強く願うことによって、何か反応を見ることができるかもしれないっていう。

    アリモト:他には、朝まで踊れるリトルフォレストっていうDJブースが上の方にあった。踊り疲れたら浜辺に降りてきて、焚き火の周りでチルアウトできるし、雨さえ降らなかったらキャンプしなくても充分過ごせるよね。

    リコ:焚き火があるのはうれしい。キャンプっていう感じがするし、夜はちょっと寒いし。それに知らない人と話せるしね。恋バナは盛り上がった(笑)。

    :初対面なのに、焚き火の周りに集まってきた人みんなで相談にのってたよね(笑)

    リコ:それから知らない人が「黒牛」っていう日本酒を持ってきてくれたり。すごく飲みやすかったなあ。

    アリモト:確か和歌山のお酒だよね。

    :あれ、岡山だと思ってた。

    リコ:「牛」が付いてるし、フェスに持ってきてるから私もてっきり岡山かと(笑)

    初めて参加してみた感想

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    アリモト:本当に子どもから大人まで遊べることがたくさんあったね。キャンプインフェスに行ってみたいけど、ちょっとハードル高いなって思っている人には、入門編としてもすごく良いフェスだと思う。

    :そうだね。まずは牛窓ナチュラルキャンプを経験して、それからフジロックや朝霧JAMなんかに行ってみるのもいいと思う。

    リコ:それから、規模が大きくなくてもいいからゆっくりのんびりフェスを楽しみたいっていう人にもピッタリなんじゃないかな。フェス慣れしているお客さんが多い印象だったし。

    :子供達が島でキャンプして、ワークショップや海で遊んだりして過ごす中で、ステージで音楽が鳴っている楽しみを経験して、大人になった時に、じゃあフジロック行っちゃう?ってなりそうだよね。

    アリモト:なりそう。子供と一緒に参加するキャンプインフェスのデビューにも良いと思う。

    リコ:山で開催するフェスが多い中、海辺でキャンプして過ごしたのは新鮮だったな。島の自然や海のアクティビィティを楽しめるから、フェスっていうより、島に遊びに行く感覚で来ても楽しいんじゃないかな。


    以上、座談会の模様をお伝えしました!
    少々長くなりましたが、牛窓ナチュラルキャンプの楽しさが少しでも伝われば幸いです。

    今回、2人のカメラマンが撮影した写真をFujirockersのフェイスブックアルバム「牛窓ナチュラルキャンプ2015」にて公開しています。記事内に掲載していない写真も多数アップしていますので、ぜひご覧ください。

    文:近藤英梨子
    写真:森リョータ、アリモトシンヤ

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