• 【FONTAINES D.C. Japan Tour 2025】ライブレポート



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    闇と熱狂の中で揺れる床

    FONTAINES D.C.のジャパンツアー最終日は豊洲ピットが会場。今季最強寒波が日本列島を襲う中、摂氏3℃と寒い外とはうって変わり、場内は待ちわびるファンの熱気でドロドロの暑さ。チケットは完売で、3000人以上が開演を待っていた。これが良い。俺は好き。まるで90年代の英国のベニューにいる感じ。闇の中、ステージに入るメンバーが見え、楽器を手にした瞬間に最新アルバム曲『ロマンス』が始まりいきなりバンドもファンも爆発だ!
    モッシュで床が揺れてる。楽しい~~~~。

    ステージ上には、メンバー5人とFONTAINES D.C.の旗が後ろに吊られていて、他には特別な何かは無い。最近はステージ上で派手なアクションをしたり踊ったり、照明やプロジェクションマッピングとか色々あるけれど、彼らの演出は至ってシンプル。暗闇の中でたまに光り、姿を表すだけだ。これと言ったMCは無く、曲のタイトルだけたまにボソッと言うだけ。ドラムとベースは、荒々しいけれどしっかりリズムを刻み、そこにノイジーなギターが乗り、メロディアスなキーボードの味付けに念仏のようなヴォーカル。あっという間の1時間40分で20曲。内容はあえて書かない。セトリ見て自分で想像するか、YouTubeでチェックしてくれ。

    尚、メンバーの要望でラスト3曲撮影OKと変則的な撮影だけど俺は好き。一番熱い瞬間を残して欲しいと言う要望と受け止めた。
    『アイルランドは2月には冷たい雨が降り続ける雪にはならないけど』と廊下でギターのコナーと話した。その言葉が彼たちの目の前に見える世界を進んでいると一瞬に感じた。タフでカッケ~~~~よ。

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    写真と文:ミッチ イケダ

Fujirock Express
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