ご存知Gaz Mayall率いるTHE TROJANSが美空ひばりの名曲をカヴァーした7インチ・シングルを限定再発売決定!
- 2024/07/08 ● from fujirockers.org, News
星の数ほどのクラブが生まれては消えていくロンドンで、1980年7月から40余年と最長の歴史を誇るのが、ギャズ・メイオール率いるGaz’s Rockin’ Blues。
スカやレゲエ、ブルースからR&Bやジャイヴ、ヒルビリーにカントリーと、古典とも呼べるルーツ・ミュージックを爆音のアナログで楽しませてくれるクラブがここだ。さらに、有名無名にかかわらず、彼が面白いと思うバンドにライヴの場を提供。渡英して行き場のなかったストレイ・キャッツから、伝説のプリンス・バスターやハリウッドの名優、ブルース・ウイリスまでもがここで演奏したという伝説もあって、その人気は今も全く衰える気配を見せてはいない。
その彼が初来日した86年頃から、偶然にも、後のスカ・シーンをリードするふたつのバンド、スカ・フレイムスと東京スカ・パラダイス・オーケストラが精力的に動き出している。たまたまギャズと邂逅した前者が誘われて渡英。彼のレーベルからデビューするや、ニッポン・スカの素晴らしさが世界に伝わっていった。それが各国に伝播して触発したのがオーセンティック・スカのリヴァイヴァルではなかったか。今、振り返ってみれば、彼こそがその最重要人物に思えるのだが、どうだろう。
そのギャズが今年再来日して7月24日から全国ツアー入り。それを受け、1985年の初取材で彼を日本に紹介した音楽ジャーナリストでfujirockers.orgを主宰する花房浩一が直接交渉。ファンには垂涎ものとなる、ギャズ率いるザ・トロージャンズが1987年に初録音した美空ひばりの名曲カヴァー「Ringo」の7インチ・シングルで限定再発売にこぎつけた。しかも、裏面は、誰でも知っているだろう、「カチューシャ」のスカ・ヴァージョン、「Ska-Ta-Shock」。昨年、忌野清志郎の「田舎へ行こう! Going Up The Country」と円山京子の「苗場音頭」をカップリングしたレコードに続くのがこの作品となる。
またジャケットはギャズ本人が表、裏、共に曲にちなんだイラストを描きおろしたジャケットとなっているのでその点も注目してほしい。
購入はFUJIROCK FESTIVALの会場内にあるフジロッカーズラウンジ、ギャズのツアーに加えて、fujirockers.orgの直販サイトで本日より予約が可能となっている。またこの他、特製Tシャツとの限定セット販売も決定。一般の店舗では購入はできないフジロッカーズ必携の超限定商品となるのでこの機会に是非。
※商品の発売は2024年7月11日発売となります。ご予約いただいた商品の発送は発売日以降となります。
さらに、このレコード発売を記念して、Fujirockers Bar Presents Gaz’s Rockin Bluesというリリース・パーティを、8月6日に岡山市北区奉還町にあるKAMPで開催。フジロックの影響の下、ナチュラル・キャンプというフェスティヴァルを続けている人達が運営するカフェ・バーで、世界中からバックパッカーが集まるゲストハウスとしても知られる。ここに、多くの人たちが集まってギャズを歓迎してくれと幸いだ。
KAMP backpackers Inn&Lounge
https://instabio.cc/Kamp_backpackers