• 【苗場25周年企画(2)】BLANKEY JET CITY、フジロック’00のラストライブ…その前夜、横浜アリーナで行われた伝説のライブ『LAST DANCE』をフジロッカーズが語る!!


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    ブランキー・ジェット・シティ(以下ブランキー)。浅井健一(Vo/Gt)、照井利幸(B)、中村達也(Dr)、彼ら3人によるロックバンドは、言わずもがな、日本のロック史において今もなお非常に重要な存在であり、彼らが影響を与えたロックバンドは数知れず。

    そんな彼らのラストライブは、苗場2年目の2000年フジロック、グリーン・ステージトリ。つまりはヘッドライナーということだ。この年のフジロックは、初日にブランキーが、二日目にミッシェル・ガン・エレファントが、共に初のヘッドライナーを務めており、これはフジロックが初めて日本人のヘッドライナーを据えた、という意味でも記念的なものとなった。

    しかし、ブランキーファンの記憶に強く残っているのは、フジロックでのラストライブだけではない。それは、フジロック’00前夜──7月8日と9日に横浜アリーナで行われたラストツアーのファイナル『LAST DANCE』だ。真にファンを完全燃焼させたのはフジロックよりも横浜アリーナだった、そんな声も聞こえてきたりもする。

    その『LAST DANCE』横浜アリーナ2日目の模様が、ライブが行われた日と同日の7月9日(火)20時、ブランキーのYouTube公式チャンネル開設と共に初公開されることが発表された。この映像は、同年9月にリリースされた『LAST DANCE』(CD/LP/VHS/DVDがリリース)の映像をフルHDにアップコンバートされた最新映像で、あの時の記憶がより鮮明に蘇る──そんな体験をもたらしてくれるに違いない。

    【Teaser#1】BLANKEY JET CITY – LAST LIVE “LAST DANCE”

    そこで今回は『フジロック・エキスプレス ’00』に掲載された、当時苗場に来場していたブランキーファンの証言記事を再掲したいと思う。

    証言:それぞれのラスト・ダンス

    ブランキー・ジェット・シティのラストライヴ。横浜アリーナの最終日は、3人がバンドとしてどうにか成り立たせようとしてギリギリのテンションが保たれていたのだけど、フジロックでのステージは3人が好き勝手に暴走しバラバラなんだけど、辛うじてバンドの体裁があったという感じだった。「終わり」をファンに印象付けさせ、腑に落ちさせたのである。

    というのが筆者の勝手な感想だったけれども、それよりも自分は「長年のファンはこのライヴをどう観たのか」ということを知りたくなった。そこで、ブランキーファンを長年やっていた友人9人を捕まえて訊いてみることにした。それぞれファン歴が長いため、平均年齢30代。筆者はシークレットも含め彼らのライヴは4回ほど観ているが、みんなその倍以上は軽く観ている。気持ちの整理がついた3日目の昼間から採取し、以下がその証言である。

    質問事項は「どこで観ていたか。踊っていたか否か。ライブはどうでした?」と「ブランキーに対して一言」。

    長野県・男「ミキシングの前で観ていた。踊ってたよ。最高だったし、音も良かった。ブランキーにはありがとうと言いたい」

    神奈川県・男「PAの真正面から観ていた。踊ってました。バッチリ最高。燃えた。長い間ご苦労様でした」

    東京都・女「モッシュピットの中で観てたよ。踊っていた。最高でした。ブランキーは永遠に不滅です」

    関東地方(?)女「最初は前で、あとは後ろで観た。踊って観てた。ライヴは言葉に出来ません。これからもそれぞれ楽しませてください」

    東京都・男「最前列のブロックの柵の外。おとなしく観てた。最後なので一つ一つ聴けなかった。3人ともめちゃくちゃだった。9年間忘れないよ」

    愛知県(?)女「丘の上で観てた。踊った。気持ち的には横アリでラストだったし、フジではおまけで観れてラッキーと言う気持ちだった。でも泣いてしまった。幸せだった」

    東京都(?)男「最前列ブロックの柵の後ろで観た。黙って観ていた。ライヴは達也の暴走が目立った。再結成でアルバムを出すのとかはやめてほしい。お祭り的に(単発の)ライヴをやるのはいいけど」

    兵庫県・女「最前列ブロックの柵の後ろで観た。踊ってた。暴れている隣の男と格闘していた。照井さんのキックが良かったです」

    東京都・男「ステージの向かって右、PAの前で観ていた。踊った(体動かす程度)。最終的にはブランキーとして大きいものがあった。同時代を過ごせて良かった」

    Text by イケダノブユキ

    この記事に掲載されていたファンの声は、言葉は少ないながらも、その当時の生の熱気が感じられる、非常に濃く、意義深い声。彼らファンの声の中にある熱狂を追体験すべく、2024年7月9日(火)20時、その時を待とう。

    【BLANKEY JET CITY YouTube公式チャンネル】
    https://www.youtube.com/@BLANKEY_JET_CITY_Official

    【BLANKEY JET CITY X公式アカウント】
    https://x.com/BJC_officialX

    text by 若林修平

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