• 祝!パレス・オブ・ワンダー復活だよ!全員集合!


    やっと、いつものフジロックが戻ってくる!パレス・オブ・ワンダー(以下、パレス)が復活する朗報を聞いて、そう思ったフジロッカーの皆さんも少なくないはず。筆者も、漏れなくその一人です。4年ぶりとなる久々のパレスを思う存分味わいきりましょう!

    Photo by アリモトシンヤ

    Photo by アリモトシンヤ

    昨年は、レッド・マーキーで朝までのステージが復活し、お酒も解禁になり、徐々にいつものフジロックに戻りつつありました。でも、2021年から引き続いて2022年もパレスはなく、フジロックなんだけどフジロックじゃないような、そんなどこか寂しい思いが拭いきれなかったことも事実。今まで当たり前のように遊んでいたパレスでのあの時間が、いかに貴重だったのかを思い知らされました。

    2021年から会場内のレイアウトがこれまでと一部変更になったこともあり、今年はパレスがどこにできるのか気になるところですが、詳細発表はこれからということなので、今年の内容については現時点で何もわかりません。今回は2019年までの内容を元に、改めてパレスの紹介をしたいと思います。

    今年、初めてフジロックへ参加する方は、ぜひマストで遊んで欲しいエリアです!実は今まで通り過ぎるだけだった、というフジロッカーの皆さんも、今年はぜひ一歩中へ。

    ■フジロックの名物エリア

    音楽以外にも魅力が溢れるフジロックで、ひときわ異彩を放つエリアがパレス。グリーンステージでヘッドライナーが終わる頃、遅い時間にオープンします。特に夜メインで楽しむフジロッカーには「NO THE PALACE OF WONDER, NO FUJI ROCK!」と言えるほど、なくてならない存在と言えるでしょう。「これぞ、フジロック」というクレイジーな一面(誉め言葉)を体験できるエリアです。2019年まではチケットがなくても入ることができる場外にあり、夜が深くなるにつれ、宿に帰る前にもうひと遊びしていくフジロッカーで賑わいます。

    ■ミュートイド・ウエイスト・カンパニーのアート

    パレスといえば、金属スクラップを使った巨大なオブジェの数々が見ものです。これらは、2012年のロンドン・パラリンピック閉会式で圧巻のショーを披露した、天才アートパフォーマンス集団「ミュートイド・ウエイスト・カンパニー」の作品。オブジェの他、ブランコやシーソーといった遊具ができている年も。フジロックのロンドンアートチームが開催前に早めに現地入りして苗場で創作しています。

    パレスは、フジロックのモデルにもなったイギリスのグラストンバリーフェスティバル(以下、グラスト)でも活躍する彼らの世界を生で体験できる貴重な空間。アートを学んでいる人にとっては、これだけを観に来る価値がある、といっても過言ではない気がします。グラストでのカオスさには及ばずとも、パレスに足を踏み入れると日本にいながらグラストっぽい雰囲気を感じることもできます。

    Photo by Eriko Kondo

    Photo by Eriko Kondo

     

    ■スリル満点のパフォーマンス

    これまでパレスでは、アクロバティックなサーカスやメキシコのプロレス、球体の中をバイクが走り回るクレイジーなモーターショーなど様々なパフォーマンスが披露されてきました。いつも一晩で3公演ほどあり、息をのむショーを間近で観ると、ついついもう1回おかわりしたくなり、寝る時間がどんどん短くなっていくというフジロックあるあるパターンになりがち。今年も、またスリル満点のショーが観れることを期待しています。

    Photo by 白井絢香

    Photo by 白井絢香

     

    ■世界で一番小さなナイトクラブ

    何かよくわからないけど行列ができているから並んでみた、そんなノリで体験したフジロッカーも少なくないはず。パレスに来たら一度は入っておきたい、世界で一番小さなナイトクラブ「ミニスキュール・オブ・サウンド」。イギリスのグラストをはじめ、海外のフェスにも現れる超ミニマムな空間。その場に居合わせた初めましての人達と、あのサイズの箱で踊る楽しさを、ぜひ一度味わってみてください。小さいながらもエントランス脇にはバーカウンターがあり、テキーラなどが振舞われます。毎晩テーマが変わるスタッフの衣装にも注目。今年も、あの小さな小さな箱がパレスに姿を現すことを願っています!

    Photo by Eriko Kondo

    Photo by Eriko Kondo

     

    ■朝まで音が鳴りやまないクリスタル・パレス・テント

    遥々オランダからフジロックにやってくる移動式のテント。赤と青のコントラストが映える鮮やかな天井やステンドグラスが印象的。中に足を踏み入れると、別世界に入りこんだような感覚に。ここでは、他のステージで出演したアーティストが、飛び入りでサプライズ参加することも珍しくありません。出演者をチェックしてサプライズ予想をしてみるのもフジロックならではのお楽しみ。入場規制がかかることも珍しくないので、どうしてもクリスタル・パレスで観たいアーティストがいる場合は余裕を持って入りましょう。

    そして、クリスタルパレスといえば、箱バンと言ってもいいほどおなじみのビッグ・ウィリーズ・バーレスク、今年は久しぶりに観ることができるのでしょうか。続報が待ち遠しいですね。

    Photo by Yusuke Baba(Beyond the Lenz)

    Photo by Yusuke Baba(Beyond the Lenz)

     

    ■ルーキー・ア・ゴーゴー

    2021年と2022年はパレスがなかったためオアシスエリアに移り、昼間の時間帯になったルーキー・ア・ゴーゴー。オーディションで選ばれたアーティスト達が出演する新人アーティストの登竜門ステージです。かつて、ASIAN KUNG-FU GENERATION、サンボマスター、Suchmos、Creepy Nuts、King Gnuといった名だたるアーティスト達もここで演奏を繰り広げました。ブレイク必至アーティストをチェックする絶好のチャンスです。早耳フジロッカーは特に要チェックのステージ。今年のパレス復活で、また深夜帯に戻るのでしょうか!?

    Photo by Yusuke Baba(Beyond the Lenz)

    Photo by Yusuke Baba(Beyond the Lenz)

     

    この他、パレスにはカジノもあったりと、決して広くはないエリアに数々のお楽しみがギュギュッと詰まっていて、フジロックならではの魅力を味わうことができます。今年の詳細発表が待ち遠しい限り。4年振りのパレス復活に備えて、朝まで遊び尽くす体力作りも、しっかりと準備していきたいですね。会場に足を運べない方も、復活を祝して、魂でパレスに全員集合しましょう!

    <FUJIROCK EXPRESSでパレスのレポートをチェック!>

    FUJIROCK EXPRESS’19
    http://fujirockexpress.net/19/?s=&cat=&tag=the-palace-of-wonder

    FUJIROCK EXPRESS’18
    http://fujirockexpress.net/18/?s=&cat=&tag=the-palace-of-wonder

    FUJIROCK EXPRESS’17
    http://fujirockexpress.net/17/?s=&tag=palace

    Text by Eriko Kondo

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