フジロック’23ヘッドライナーはFOO FIGHTERS、LIZZO、THE STROKES ラインナップ第一弾、一挙31組を発表!
- 2023/02/03 ● from fujirockers.org
先週末、酷寒の中、早割チケットの列に並んだ人も、まだ迷っている人も、お待たせしました!第一弾ラインナップが一挙31組、発表になりました。さあこれでモチベーションも上がるはず。フジロックに馴染みの深いあのバンドから、まさかの単独公演から速攻、再来日してくれるバンド、アーティストなど、幅広いラインナップです。
常連?初来日!そして幻の2020年のヘッドライナーが現実に
まずは絶妙なバランスのヘッドライナーから見ていきましょう。8年ぶりに苗場に降臨するFOO FIGHTERS。ご存知の通り、昨年3月にドラマーのテイラー・ホーキンスを失ったバンドの動向が見守られていましたが、今年に入ってすぐバンドを継続していく声明を発表。既に5月の「ボストン・コーリング・フェスティバル」や、6月の「ボナルー・フェスティバル」のヘッドライナーが決定していることから、再起するバンドを日本でいち早く目撃できることになるでしょう。
そして今、世界で最も影響力のある女性アーティスト、いや、存在のひとり、LIZZOがフジロックのヘッドライナーとして、日本初ライブを実現します。「第65回グラミー賞」の主要3部門を含む6部門にノミネートされる、現代のポップシーンの頂点に位置する理由はなんと言っても数多のボディシェイミングなどの中傷に晒されながらも、「あなたはそのままで美しい」という強い意思。彼女の発するヴァイブスほどセルフラブを体現する音楽はないのでは。
さらに、残念ながら中止になった2020年のヘッドライナーをなんとかスライドできないものか?と願っていたファンにとっての朗報はTHE STROKESの決定でしょう。今回は初出演の2006年以来、17年ぶり二度目の出演。目下の最新作『ザ・ニュー・アブノーマル』(2020年)とともに苗場に帰ってきてくれます。改めてR&Rリバイバルの一言で済まされないバンド登場時の新鮮さに加え、今も更新されるギターサウンドの妙味とアンサンブルはこのバンドだけの驚きに満ちています。
Lizzo – Truth Hurts (Official Video)
クリエイティビティに溢れる超人たち
デビューアルバムが2019年、2020年とUKで最も売れたアルバムとなり、UKアリーナツアー全公演完売を記録したLEWIS CAPALDIが2020年1月の単独初来日公演以来の来日。彼の凄さは絶大なまでの歌唱力でしょう。それでいて、自分を笑い飛ばせるギャグセンスとのギャップも人気に拍車をかけているのかも。そして昨年12月に本人を含む海外メンバー6人のバンドに日本人6人によるホーンセクションで展開した来日公演の衝撃も記憶に新しい超人LOUIS COLEが早くも再来日。ジャズとポップスの接地とも、ジャンルを越境した自由度とも言えるライブは前回見逃したミュージックラバーには嬉しい限り。
直近の来日を見逃した!という人にはBLACK MIDIの再々来日も嬉しい悲鳴なのでは?ポストジャンル的で複雑怪奇、それでいてスキルと熱量の高さにグイグイ引き込まれる演奏は見逃せません。また、1月の来日公演がすべて完売したGinger Rootの登場も。日本のシティポップスの文脈でもあり、Vulfpeck、YMO、Toro Y Moiの影響下にあるサウンドはなんとも不可思議でクセになること必至。
また、2018年、THE FREE NATIONALSとともに見せてくれた超絶にポジティブでパワフルなライブも記憶に鮮明なAnderson .Paak。今回は次世代のビート・シーンを牽引するKnxwledgeと組んだアメリカ西海岸のドリームユニットNxWorriesとしての出演です。昨年10月にはフィーチャリングボーカルにH.E.R.を迎えた「Where I Go」でカムバックした二人はさらなる新曲も制作中とのこと。Silk Sonicでスターダムを駆け上がったAnderson .Paakのアザーサイドでもあります。また、2020年に出演予定だった、カッティングマスターCORY WONG!Vulfpeckファミリーの重要人物として、世界のギタリスト、音楽ファンを魅了している彼ですが、ソロではどんなメンバーを率いて登場するのか、非常に楽しみです。
NxWorries (Anderson .Paak & Knxwledge) – Where I Go feat. H.E.R.
キャリアを重ねても枯れないベテラン勢
さりげなく書かれている名前に「!」となったのはWEEZER。リバース・クォモがクラシック音楽やクラシックなテーマに影響を受けているとは言え、ビバルディの「四季」をモチーフにした“WEEZER版四季”である“SZNZ”プロジェクトには驚かされたのでは。4作のEPでのアプローチをフジロックでも聴かせてくれるのか?乞うご期待。そして2001年以来の出演となるオルタナ・ロックシーンのディーバALANIS MORISSETTEの名前にも驚かされました。昨年は名作『Jagged Little Pill』25周年ツアーを行っていた彼女、果たしてフジロックのセットリストもそれに繋がるものなのか、注目です。さらに尽きせぬ音楽への情熱と良心、USオルタナ〜インディの代表格YO LA TENGOが登場。16作目のアルバム『This Stupid World』のリリースももうすぐで、楽しみは尽きません。
また、90年代にヒップホップとブルースを融合させたラグ・モップという独自のスタイルを生み出したG.LOVEが、サーフミュージックの象徴的存在のDONAVON FRANKENREITERと貴重なユニットで登場するのもスペシャル感たっぷり。シューゲイザーファンの中でも実は心のNo.1に位置しているリスナーも多そうなSLOWDIVEの2017年以来の出演も嬉しいばかり。轟音の渦に飲まれながら浮遊する感覚をどの時間、どのステージで体験できるのか、想像するだけでとろけます(笑)。ベテラン勢に入れるのははばかられますが、THE STROKESがヘッドライナーの今年、NYのガレージロック・リバイバルシーンから登場したYEAH YEAH YEAHSが、グッとモダナイズされた会心のニューアルバム『Cool It Down』リリース後のタイミングで登場するのもタイムリーです。
新たな境地に至ったラッパーや今、見ておきたいアーティストも続々決定
ヒップホップ勢が見当たらないと思った人も多いでしょう。そんな中でマイアミシーンでアグレッシヴなラップで名を馳せ、新作『Melt My Eyes See Your Future』ではロバート・グラスパー、サンダーキャット、ケニー・ビーツらの力を借り、ヒップホップにネオソウル、ジャズ、ドラムンベースなどを織り交ぜた新境地を聴かせたDENZEL CURRYの出演は突出しています。
また、フィドル(バイオリン)奏者でトラックメーカーであるシンガーソングライターのSUDAN ARCHIVESも見逃せないアクトになりそう。R&Bとアフリカ、エレクトロニックの掛け算から生まれる中毒性の高い楽曲は今“Stone Throw”が推すのも納得。また、BTSのリーダーRMをフィーチャーした「SEXY NUKIM」で話題をさらった多国籍オルタナティブK-POPバンドBalming Tigerにも注目。ラッパー、映像クリエーターなどを擁する11人編成の彼らがフジロックのステージでアジアの新しい価値観を体現してくれるのも楽しみです。そして2020年からのスライドでようやくGOGO PENGUINが出演してくれるのも嬉しいですね。人力のピアノ・トリオでありつつ、エレクトロニックなエフェクトも多用する踊れるジャズは苗場にハマること間違いなし、です。
Balming Tiger – 섹시느낌 SEXY NUKIM (feat. RM of BTS) Official M/V
日本のお茶の間も騒がせたあのバンドや、超新星などなど海外勢の本格復活
フジロックきっかけで地上波にも登場したFEVER 333の再来も嬉しいですが、ケニー・ビーツと仕事をしたことによってもポストパンクの枠から飛び出したIDLES、コロナが蔓延し始めた時期にキャリアをスタートさせ、スポークンワーズをポストパンクサウンドに乗せたスタイルで頭角を現したYARD ACTも出演。
オリヴィア・ロドリゴのヒット曲「good 4 u」のプロデュースを手掛けたことでも知られるAlexander 23、アイルランドのシンガーソングライターで2020年のBRIT Awardsでは最優秀インターナショナル男性ソロ・アーティストにノミネートされたDERMOT KENNEDY、
シカゴ拠点のシンガー&ピアニストのNEAL FRANCISも新たな世代ならではのルーツを昇華したアーティスト。米南部の音楽、特にアラン・トゥーサンの影響を挙げつつ、ミックスでデイヴ・フリッドマンが参加していたりする時代感のレイヤーがまさに2020年代のニュアンスを醸し出しています。充実のソロアーティストの中にはTHE XXのROMYの名前も。バンドで涙が出るほど美しいステージを見せてくれた彼女のソロにも期待が高まります。
ダンスミュージックシーンからはKygoに近いサクセスストーリーを歩んでいる超新星GRYFFINが、様々な楽器も駆使したセットでブチ上げてくれそうです。一方、アンダーグラウンドなダンスシーンからはUKベースやテクノの最前線に立つOVERMONO、ロンドンを拠点に活動し、Ninja Tuneから新作『Capricorn Sun』をリリースしたエレクトロニックアーティストのTSHAがライブスタイルで登場します。また、ソウル、ファンク、AORから80年代日本のシティポップスまで、踊れるポピュラーなネタを大胆にサンプリングするYUNG BAEは誰もがニヤニヤしつつ踊れそう。
アジアのバンド、アーティストはまだ増えてほしいところですが、インドの港町チェンナイのジャズロック・カルテットJATAYUの名前があるのは期待大ですね。
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と、全31組の振り幅の広さに、偶発的に聴いたことのない音楽に出会えそうな予感がフツフツと湧いてきます。第一弾でこれだけ層の厚い海外勢を発表してくれたからには今後増えていくラインナップにも自ずと期待が高まります。待望していたアーティストはもちろん、今年の夏、新しいフェイバリットにぜひ出会ってみてください。
Text by 石角友香
以下、プレスリリースより
チケット:本日12:00より全券種販売開始!
「期間限定早い割引チケット(早期割引チケット)」は厳正な抽選により今年も完売!
第1弾ラインナップも発表になり、いよいよチケット全券種取り扱い。
早く買うほどリーズナブル、第1次先行販売開始です!
販売チケット
◆ 入場券
3日通し券 ¥49,000
1日券 ¥21,000
1日券 Under 22 ¥18,000
・入場券1枚につき1名様のみ有効
・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります
・Under 22チケット 高校生以上〜2023年7月30日までに満22歳以下の方が対象になります
・規定枚数に達し次第販売終了となります
・越後湯沢駅から会場までのシャトルバスを運行いたします
◆ キャンプサイト券
¥5,000
・キャンプサイト券1枚につき1名様のみ / 開催期間中有効
・中学生以下無料 保護者の同伴に限り入場無料となります
◆ 駐車券
3日通し券 / S駐車券 ¥18,000
3日通し券 / A駐車券 ¥16,000
1日券 ¥5,000
・駐車券のみの販売はございません 2名様の入場券と合わせてご購入ください
・ S駐車券 場内第1駐車場
・ A駐車券 会場近隣・徒歩圏内
◆ ムーンキャラバンチケット
4輪(車両)チケット 専用駐車券¥20,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000 (1名)+
3日通し入場券(1名)
2輪(バイク)チケット 専用駐車券¥10,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥5,000(1名) +
3日通し入場券
・オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用のチケットです
・専用駐車券 + 専用キャンプサイト券 + 3日通し入場券のセット販売のみとなります
・4輪(車両)チケットは、2名様より受付となります
・4泊の施設のため、車の入出庫時間が限定されます
・他のキャンプサイトエリアでテントの設置はできません
・イープラスのみの取り扱いとなります
<その他>
・オートバイ
当日、入庫の際に¥2,000(現金のみ/開催期間中有効)をお支払いのうえ、
場内第1駐車場に駐輪可能です。
・ふるさと納税
ふるさとチョイスでは、フジロックの開催地:新潟県湯沢町への返礼品として
4月よりFRF’23のチケットを取り扱い開始します。
受付
2/3(金)12:00 – 3/2(木)23:00 まで
各券種とも規定枚数に達した場合販売を終了させていただきます。
◆ イープラス
https://eplus.jp/frf/
◆ FRF オフィシャルショップ「岩盤」
http://ganban-ticket.ocnk.net/
店頭:渋谷PARCO B1F
◆ チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/frf/
店頭:セブン-イレブン店頭マルチコピー機
■海外からの申込
イープラス
https://ib.eplus.jp/fujirock2023
FRFオフィシャルショップ「岩盤」
https://ganban.net/?p=67183
オフィシャルサイトの各種注意事項・ガイドラインを必ずお読みいただいた上でチケットをご購入下さい。
FUJI ROCK FESTIVALオフィシャルサイト
https://fujirockfestival.com
新サービス「FUJI ROCK PLUS」登場!
もっと気持ち良くフジロックを楽しみたい方へ
新サービス「FUJI ROCK PLUS」登場!
もっと気持ち良く音楽を楽しみたい!移動や食事に気持ちよさをプラスしたい!
そんな声にお応えして、2種類のサービスパス「FUJI ROCK PLUS」をスタート!まず今年は、特にご要望が多かった2つの「気持ちよさ」を向上したいと思います。新しく始まった「超気持ちいいフジロック」へ向けてのチャレンジ。お届け出来る数に限りはありますが、ぜひ体験してください。
PLUS① Bus & Food Pass
移動や飲食に、もっと気持ち良さをプラス!
拠点間の専用シャトルバス、飲食ファストレーン、専用休憩エリアへのアクセスがセットになったパスです。これで、ステージ間の移動と飲食購入がもっとスムーズに!
PLUS② Stage & Goods Pass
ライブの楽しみ方に、もっと気持ち良さをプラス!
ステージの専用Viewing Areaと物販ファストレーンへのアクセスがセットになったパス。
これで、大好きなアーティストのライブがスムーズに、混雑を避けて楽しめる!
追加購入が可能なオプショナルチケットとして販売を予定しています。
詳細は、販売開始の際にご案内いたします。
オフィシャルツアー:第1期人気宿泊エリア受付開始!
交通手段や宿泊先、チケットの申込までワンステップで完了!
FRFオフィシャルツアーセンターでは、全国19都市から発着〜会場までの直行のツアーバスをはじめ、会場近隣の宿泊施設や、お得な限定プラン等、約1,500コースに及ぶプランをご用意。入場券とセットで申し込みも可能です。
まずは第1期、会場近隣の人気宿泊エリアを2/3(金)12:00〜抽選制にて受付開始!
第1期:抽選制
第1期受付では、苗場プリンスホテル、苗場・浅貝エリアの宿泊プランと、宿泊を伴う全国16都市から
の発着ツアーバスが付いたお得なセットプランのお申し込みを2回に分けて「抽選制」にて受付・販売
いたします。
◆ 1次受付:2/3(金)12:00 〜 2/6(月)17:00
苗場プリンスホテル 宿泊プラン、バス + 宿泊プラン
◆ 2次受付:2/10(金)12:00 〜 2/13(月)17:00
苗場・浅貝エリア 宿泊プラン、バス + 宿泊プラン
第2期:先着順
約1,500コースに及ぶ全プランを、3/3(金)〜先着順で受付・販売開始。
ツアーバスのみの受付や第1期受付エリアから更にエリアを拡大し、全エリアの宿泊施設の受付、22歳以下のお得なプランやツアーバス利用者限定プランなど、さまざまなニーズに合わせたプランをご用意。
入場券とセットでお申し込みも可能です。
FRFオフィシャルツアーセンター
https://www3.collaborationtours.com/fujirock/
詳しくはオフィシャルサイトにてご案内しております。
FUJI ROCK FESTIVAL オフィシャルサイト
https://fujirockfestival.com
グッズ:オフィシャルグッズ第1弾完成!
オンラインショップ『GREENonRED』にて販売中!
【FUJI ROCK ’23 リストバンドキーホルダー】
毎年、その前年のリストバンドをリサイクルして制作されるキーホルダー。
2022年のリストバンドバージョン、今年も登場!
〈BLACK / YELLOW / BLUE / RED〉サイズ:リング直径2.5×長さ約10〜11×幅1.5(cm)
〈KIDS〉サイズ:リング直径2.5×長さ約9〜10×幅1.5(cm)
〈GREEN (STAFF) / WORKING〉サイズ:リング直径2.5×長さ約11〜12×幅2(cm)
価格:¥750(税込)
【FUJI ROCK ULTIMATE COLLECTION vol.1 防水キャップ】
1年の試行錯誤を続けて完成した1品!
実際に日常の雨の日やフジロックの会場でも試しながら機能性を追求し、
遂に長く使える高機能キャップが誕生!
サイズ:FREE
機能性:透湿防水、防風、UVカット
価格:¥8,000(税込)
【FUJI ROCK ’23 トラックジャケット】
アスレジャーな機能性とデザイン性を兼ね備え、
夜は肌寒く感じられるフジロック会場でも大活躍間違いなし!
今や最先端のトレンドアイテムとなっているトラックジャケットがオフィシャルグッズに初登場!
サイズ: S / M / L / XL
価格:¥11,000 (税込)
オンラインショップ『GREENonRED』
https://www.greenonred.jp