FUJI ROCK FESTIVAL’17 App Powered By iFLYER、アプリ制作者インタビュー
- 2017/07/16 ● Interview
以前紹介した、iFlyerによるフジロックアプリ。キモとなる機能が先日のアップデートで実装されたので、このアプリの楽しみ方、なぜフジロックのアプリを作ったのか、自身のフジロック体験など話を聞いてきました!
* Originally posted by Fujirock.com
去年、2016年版のフジロックアプリをダウンロードした人もいるかもしれない。今年、このフジロックアプリが新しく、そしてより改善したかたちで発表された。アプリにはフジロックを経験するのに便利で面白い機能が満載している。わたしたちはこのアプリの開発元であるiFlyerのビジネス・デベロップメントのディレクターであるジョシュア・バリーと、iFlyerについて、この新しいアプリについて、そして、彼のフジロックへの思いを聞いた。
─ ハイ、ジョシュ。まずよく知らない人のためにiFlyerについて簡単におしえてくれる?
ジョシュ:iFlyerは色々やっていて、メディアであり、音楽チケットのプラットフォーム、だけど、まず先に僕たちはテクノロジー・カンパニーなんだ。僕たちはテクノロジーを通じて、この業界のレガシーな問題を解決している。プラットフォームをつくって、それをAPEXと呼んでるんだけど、それはアーティスト、DJそしてクラブが自ら自分たちのイベントを、このAPEXを通じてチケットを売ることができるというサービスなんだ。そしてみんなはiFlyerのWebサイトやアプリを通じてイベントを見つけたり、今夜は何がやっているのか知ることができる。iFlyerにはメディア/コンテンツチームもあるし、僕たちが構築したものに価値を見出す企業のために、テクノロジーによるソリューションをしています。
─ iFlyerが最初にローンチしたとき、クラブ・シーンにフォーカスしていたよね。
ジョシュ:iFlyerは歴史的にクラブ・ミュージックやクラブ・シーンとのコネクションがよく知られているね。だけどビジネスが成長していくに連れ増えていったユーザーたち向けに、もっと多用な音楽ジャンルに手を広げていった。今iFlyerが音楽フェスにフォーカスしてるのがいい例だね。
10年前iFlyerが始まったとき、わかると思うけど、たくさんのクラブは紙のフライヤーを手で配っていたでしょ?マレク、iFlyerのCEOなんだけど、彼がそういったすべての情報を一箇所に集めると決心したんだ。で、iFlyer(インターネット・フライヤー)って名前になったんだよ。
─ クラブ・シーンは、当時そのことを受け入れてくれる雰囲気はあった?
ジョシュ:そう思うよ。テクノロジーは若い人と相性がいい。そして彼らは機動的だからね。歩きまわって、何やろうか、どうやって今夜遊ぶかって考えている。
─ じゃあフジロックアプリについて話しましょう。これを作った背景を教えて。
ジョシュ:iFlyerの最初のフジロックアプリを去年出していて、これはかなり短い期間で作ったんだ。たくさんの機能を盛り込んだんだけど、多くのユーザーがその機能について知らなかったってことに気づいた。なぜなら「UX(ユーザー・エクスペリエンス)」が複雑過ぎたんだ。だから今年は切り分けて考えたんだ、「いいアイデアはぜんぶ入れる、だけどユーザーにとってシンプルでわかりやすくしよう」ってね。
このアプリの開発に超ハードに取り組んでくれた、マレクとナオトの2人にビッグ・シャウト・アウトを贈りたいね。僕らはフジロックの大ファンで、それがアプリに現れているって思う。何よりもこのプロジェクトは愛のプロジェクトで、僕らは何年もフジロックに行っていて、あの4日間は僕らにとって1年で最高の4日なんだ。それは音楽とかロケーションとか以上に、あなたやあなたの友人、新しく出会った人たちなんだよね。朝起きたら音楽が聞こえてきて、自然の中で思いっきり空気を吸って思うんだよね、「ワオ、まだこれが2日間もある」って。そして、みんな楽しんでるし。
アプリの設計は、僕ら自身のフジロック体験から来ている。機能も僕ら自身が欲しかったものなんだ。フジロックはいっぱいアーティストが出るから、そのアーティストが誰なのか、どういう音楽を演奏するのかっていうのがわかるようにするっていうことが大きかった。僕らは道を作りたかったんだよね。使ってくれるみんなが、出演アーティストについて知ったり、どういうタイプの音楽を演奏するのか、そして自分の友達の何人がそのバンドを見に行くのかがわかるような。好きなアーティスト追加してマイタイムテーブルを作れるし、ストリーミングでアーティストの音楽を聞ける。それは多くの人がエキサイトすることだったわかったんだよね。
─ このアプリについてひとつだけ言うとしたら、どこがオススメ?
ジョシュ:マイタイムテーブルを作成して欲しい、そうするとフレンドがどのバンドを見に行くのかわかるんだよ。新しいアーティストを発見して欲しい、電車の中でも出来るからさ。
(ここでジョシュにこのアプリの使いどころの説明をしてもらった。)
これがトップメニュー、まずはラインナップをチェックしてほしい。
Lineup: ここで見たいバンド、興味があるバンドをタップして選択する。
Lineup:日にちからも選べるし、ABC順でも選べる。
My Timetable: トップメニューからマイタイムテーブルを見ると、ライブ時間が被ってるかどうかや、他に誰が見に行く予定かがわかるんだ。
My Timetable: いいかんじに調整したマイタイムテーブルがこんなかんじ。
Recommend: レコメンドは賢いよ、Spotifyと連携して曲をレコメンドしてくれる。
Ranking: ランキングは誰が今トレンディングか教えてくれる。そしてどれだけの人がライブを見に行くつもりかもね。
バンド情報を見に行くと、そのアーティストの曲を試聴できるよ。
Ticket: そして!もしまだチケットをゲットしてないなら、アプリを通じてチケットを購入できます!キャンプサイト1日券も!
(そして彼自身のフジロックの経験についても聞いてみた。)
─ 初めてのフジはいつ?
ジョシュ:99年か2000年か、、、当時のガールフレンドがフジロックに連れてってくれたんだよね。1日だけだったけど、日本での生活を一変させた。覚えてるのは、パレス・オブ・ワンダーにファイヤー・ピットがあったこと。そのとき午前3時で、その廻りで飲んでて、みんな酔っ払ってたから危なかったね(笑)。
─ ベストライブは?
ジョシュ:Battles、Asian Dub Foundation、雷雨の中のBjork… 長くなるよ。
─ 今年の楽しみは?
ジョシュ:Aphex Twin。ずっとファンだからカマしてくれるといいな。
─ 今までで驚かされたバンドなどはある?
Seasick Steveはすごかったね。彼は年のいったブルーズ・ギタリストなんだけど、以前ホームレスで、、、すごいストーリーなんだ。小さいステージだったけど素晴らしかったね。ADFは、ショウとポリティクスのパワー、もう完全にあっけにとられたね。大きいステージからかなり小さいステージまで、毎年何かしら素晴らしいことが起きてる。
─ 熟練のフジロッカーとして初めてくる人にアドバイスはある?
ジョシュ:準備はしっかりね。いいバックパック、靴、あとは雨対策。水分をたくさん取ること。何か座れるものを持っていくといい。自分自身が楽しんで、いろんな人と触れ合おう。あと小さいステージも見て欲しいね、グリーンステージにずっといる、とかはせずに。マレクはレッド・マーキーが好きなんだけど、僕はホワイト・ステージが好き。みんな思い入れがある場所があるよね。何回もフジロック後に行った人と話をしたことがあるけど、だれも同じアーティストを見てないんだよね。だけどみんながみんな最高の時間を過ごしてた。笑いながら、「なんのフェス行ったんだよ」なんて言って。その日の最後の最後まで、快適な場所から抜け出して色々な場所に行ってほしい。あとパレス・オブ・ワンダーは行って欲しいな。ダンスしにね。フジロックを楽しんでね、思ってるよりすぐそうなるから!
Interview & Photo by Laura Cooper
FUJI ROCK FESTIVAL’17 App Powered By iFLYER
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