フジロック伝説のステージ・ランキング アンケート結果発表!
- 2016/06/10 ● from fujirockers.org
フジロック開催20周年を記念して、心に残ったフジロックでの伝説のステージ・ランキングを発表します! 1997年の初回からこれまで、国内外から無数のバンドやアーティストが出演し、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれたフジロック。そこには、オーディエンスの数だけ感動、ドラマ、奇跡の思い出がつまっています。20年という節目を迎えた今年、フジロック・ファンの皆さまにご協力いただいたアンケート結果を元に、忘れられない伝説のステージをランキング化しました。あなたのベストアクトは入っているでしょうか?
#8 RED HOT CHILI PEPPERS (2006 / GREEN STAGE)
「とにかく圧巻のステージで目の前で起きてるのにまるで現実感がなかった」
「このレッチリが見たくてフジに行き、このレッチリを見たせいでフジに行き続けてる気がする」
2006年に発売した9thアルバム『ステイディアム・アーケイディアム』を引っさげてグリーンに登場したレッチリのステージがランクイン! 圧巻のパフォーマンスはもちろん、次から次へとダイヴする観客の熱気にはすさまじいものがありました。このライヴをきっかけに、フジにハマってしまった人も多いのかも?
#8 Sigur Rós (2005/ WHITE STAGE)
「暗闇で霧がかってる中での演奏が妖精の森に迷い込んだようで幻想的だった」
「森の中、雨、寒さ、全てが彼らの音楽を表現してくれたから」
雨上がりの肌寒い、霧がかったホワイトステージは、まさにシガー・ロスの世界感を表すかのように幻想的。ライヴ中にちらりと見えた星空も含め、天候さえも美しい演出となった2005年のパフォーマンスは、多くの人にとって忘れられない体験となりました。
#8 Björk (2003 / GREEN STAGE)
「初めてbjorkのパフォーマンスをみたから。凄まじすぎて最前列中央でずっと号泣してました」
「ハイパーバラッド時の曲と花火のシンクロが素晴らしすぎて涙が出ました」
ビョーク二回目の出演となった2003年は、ビョーク人気のあまりチケットが初めてソールドアウトに。白鳥ドレスで登場したビョークが魅せた唯一無二の世界観、あの歌声でグリーンステージを制した瞬間はまさにプライスレス!
#7 My Bloody Valentine (2008 / GREEN STAGE)
「“You Made Me Realise”の轟音パートで曇天の夜空に星が見えた」
「圧倒的な爆音にぶっ飛んだ。シューゲイザーが何たるかをはっきりと教えてくれた」
2008年にグリーンステージに出演したマイブラは、圧倒的な轟音でオーディエンスをぶっ飛ばしてくれました! 美しい轟音ノイズが奏でる繊細なメロディ、そしてラストに10分以上にわたってかき鳴らされたギターの演奏は圧巻!
#6 Underworld (1999 / WHITE STAGE)
「野外で夜に生BORN SLIPPYを初めて聞いたから」
「はじめて踊ることに目覚めました」
初めての苗場開催となった1999年のフジロック。アンダーワールドは、TOMATOが手がけるビジュアル映像と一体化したスタイリッシュな音楽世界をホワイトに登場させました。その神がかったパフォーマンスは、彼らのキャリアの中でも屈指と語り継がれています。
#4 BLANKEY JET CITY (2000 / GREEN STAGE)
「プラネタリウムのイントロからオーディエンスの湯気がやばかった!」
「解散ライヴってこともありバンドもお客も雰囲気(気合)がすごかった」
フジロックで初めて務めたグリーンステージのトリをもって解散となったブランキー。バンドの最後を見届けようと苗場に集まったファンたちの異様なまでの熱気、3人の殺鬼迫るパフォーマンスはまさに伝説のひとつ。アンコール曲「Baby Baby」で有終の美を飾りました。
#4 The Music (2011 / GREEN STAGE)
「ラストのThe Peopleの大合唱が忘れられないので。日本での最後のライヴをフジロックにしてくれたことが嬉しかった」
「始まりから終わりまでとにかく涙しました」
同じく4位に入ったのは、これまたフジのグリーンステージでラストライヴを迎えたザ・ミュージックのライヴ。「フジで散りたい」と願った彼らのフジロック愛と、名曲「The People」でのラストダンスは、涙なしには語れません!
#2 Atoms For Peace (2010 / GREEN STAGE)
「次元が違い過ぎた。あんなライヴは後にも先にも無さそう」
「トムの声が苗場に初めて響いた感動、Cymbal Rushの恍惚のグルーヴ、全てが生涯ベスト級の体験だった」
トム・ヨーク、フリーらによるスーパーバンド、AFPによる2010年のグリーンでのライヴがNo. 2にランクインです。一流のアーティストが繰り出すカリスマ性の高い演奏の数々にしびれまくる人が続出。トムとフリーのギターxベースバトルはかっこよすぎでした!
#2 Oasis (2009 / GREEN STAGE)
「寒くて土砂降りの中ずっとステージ前で待っていた1曲目の『ロックンロールスター』でのみんなの熱気での湯気。忘れられません」
「Don’t Look Back in Anger で幼なじみと号泣したこと」
大雨のなかに響き渡った約3万人の大合唱は圧巻! 「スーパーソニック」から「シャンペン・スーパーノヴァ」まで全19曲の黄金セットリストを披露したオアシスが第2位です。このフジロック出演直後に解散が発表され、さらに伝説化したステージでした。
#1 NINE INCH NAILS (2013 / GREEN STAGE)
「嵐を呼ぶ男、トレント!」
「演出かのような豪雨・雷鳴・雷光。熱狂的なステージに自然の厳しさが重なって、一種トランス状態で観ていました」
豪雨と雷鳴をバックに演奏した2013年のナイン・インチ・ネイルズのステージが見事第1位! 悪天候さえもパフォーマンスのアクセントにしてしまうトレント・レズナーのマッチョさ、体に響く低音、凝った照明演出などなど、圧巻すぎてまさに伝説と呼ぶにふさわしいパフォーマンスでした。トレントほど雷鳴が似合う男はいないかもしれません…。
>> 当時のライブレポートはこちら
>> RITC Archive: NIN, July 26, 2013, Niigata, Japan, Fuji Rock Festival
アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!
Text by Fujirockers.org