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FUJI ROCK EXPRESS 99


FRF '99 Green Stage

Start Rockin'! [1999.7.31 13:03]

早朝から雲ひとつ見えないのが苗場の空。その空の下で今日もライヴが始まった。
最初に登場したのは昨日と同じRoly McLoed。大将の友人で、すでに数枚のアルバムを発表している... イギリスのランブリング・ジャック・エリオットのようなシンガー&ソングライター。前回彼をみたのは昨年のグラストンバリー。そこではジョー・ストラマーのDJプレイのバックでトロンボーンを吹いていた。でも、今日はオープニングとしてシンプルに演奏するという感じ。スプーンをパーカッションに、ハーモニカとバウローン(アイルランドのドラム)、タッピングなどを使いながら見事なフォーク・ラップを聴かせてくれた。

そして、ここでナワン・ケチョを紹介してセッションだ。
このとき歌われたのはHuge Skyというタイトルで、トルコに亡命してきたクルト人の話。亡命してきて、政府の招待で仕事をしながら、捕まえられて... 強制送還されなければいけなくなって... その問題に関する記者会見の場で、彼は窓から飛び出して投身自殺をしたという、現実の話に触発されて書いた曲だそうです。そして、この曲を世界中にいる亡命者たち、避難民たちに捧げる、もちろん、チベット人のナワンもその一人だといって演奏を始めました。
感動ものです。

その二人のセットが終わって始まったのが東京スカ・パラダイス・オーケストラ。例によってド派手なスーツに決めた彼らがステージに登場するや、ワイルドなスカからジャズといったエッセンスを詰め込んだスカパラ・サウンドがオーディエンスを直撃。いやぁ、よかったよぉ。身体がかってに踊りだすんだもん。

1999.7.31 Reported by hanasan

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