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取材・レポート

    アスレチックの中でのフェスティバル!ONE Music Campレポート!

    近ごろ関西のライブハウス界隈でONE Music Camp(ワン・ミュージック・キャンプ)という兵庫県三田市で開催される野外フェスティバルのことを耳にする事が多くなってきた。聞く所によると、とにかく楽しいという声が非常に多い。現地に足を運んでみないとフェスティバルの良さはわからないということで、荷物を抱えて急遽、現地に向かうことにした。

     JR大阪駅から福知山線の丹波路快速に乗り込み約30分。宝塚駅を過ぎて長いトンネルを抜けると兵庫県の三田市(さんだし)のJR三田駅に辿り着いた。南口の大きな出口とは反対側にある北口のロータリーから、路線バスの「波豆川(ハズガワ)」行きに乗り込み終点まで約30分ほどで、小高い山々に囲まれた三田アスレチックに到着した。

     リストバンドを受け取り会場の中に入るとフェスティバルの会場というか森の中と言った方が近い。メインステージ「Star Field(スター・フィールド)」は客席後方にアスレチックの吊り橋が設置してあり、吊り橋の上からメイン・ステージの演奏が見れるのがポイントだ。サブ・ステージは「Wonder Hive(ワンダー・ハイブ)」と名付けられ、こちらのステージも客席にある大きな滑り台の上からでも演奏を見る事ができる様になっていた。サブ・ステージの隣にあるフードコートでは「三田ホルモン・ライス」という地元のB級グルメも楽しめたりもできる。その他のドリンクやフード・メニューも充実していた。

     ワン・ミュージック・キャンプには「雑魚寝庵」と名付けられた、巨大なバンガローが簡易宿泊場所として設けてあり、テント設備を持たない人でも野外フェスを楽しめる様になっている。雑魚寝はちょっとと言う方は、バンガローも事前に予約できる様になっている。メイン・ステージ周辺には水着を着た人が目につく、野外フェスでは非常に珍しいプール施設もあった。ゆったりプールで泳いだその足で、お目当ての出演者のライブが見れるのは他のフェスティバルには無い魅力だ。

     今回の出演者は、大阪ファンク界の至宝「ザ・たこさん」や、今年のフジロックでも大きな目玉となった「奇妙礼太郎トラベルスイング楽団」、地元の関西でもライブに定評がある「Lainy J Groove(レイニー・ジェー・グルーヴ)」など。そして今回のメインアクトは8otto(オットー)が大トリを勤めた。オットーのライブは1時間のロングセットで通常のライブではなかなか聞けない曲なども披露し、大きな盛り上がりをみせていた。

     そしてメイン・ステージでのライブが終わってから2つのDJスペースが開かれる。一つはロック中心の「LITTLE BITCH(リトル・ビッチ)」とメインステージの半地下を利用して作られた「猫ディスコ」が朝まで音を鳴らしてくれる。まだまだ遊び足りない方は「LITTLE BITCH」へと、ゆったりした時間を過ごしたいなら「猫ディスコ」へとその時の気分で音を選ぶこともできる。

     今回、初めてOne Music Campに足を運んでみたが、手頃なスペースでかつ面白さが詰め込まれた野外フェスティバルだった。それは家族連れやライブ中心の方やバーベキュー・アウトドア・メインの方様々な志向の人が一緒に楽しめる様に設計されているのが良いと感じた。また大阪の中心から約1時間で三田市の大自然を満喫できるアクセスの良さも多くの支持を集めている理由だと思う。来年も開催予定なので気になる方は是非とも参加していただきたい。

    ONE Music Camp オフィシャルサイト
    http://www.onemusiccamp.com/

    写真、文:前田博史